2007年世界柔道選手権大会壮行式(2007.9.5)
第25回世界柔道選手権大会(リオデジャネイロ)代表選手団の壮行式は、2007年9月3日(月)5時半から講道館七階大道場にて、スポーツ界や柔道界から、多数の関係者が出席して盛大に挙行された。
式は代表選手団男子が七階大道場の入口から南喜陽副団長を先頭に左から入場、同様に女子は吉村和郎団長を先頭に右側から入場し、正面で扇形に整列してはじめられた。
出席者一同が嘉納師範の写真に拝礼した後、国歌斉唱。続いて嘉納行光全柔連会長の挨拶のあと日本オリンピック委員会(JOC)竹田恆和会長から力強い激励の祝辞を賜った。
その後出席された来賓5名が紹介されたのち、役員、選手団の紹介が行われた。
初めに男子チームの齋藤仁監督が
「心温まる激励を頂き身に余る思いです。66kg級の秋本以外は経験豊富なベテランであり、国内外での度重なる合宿を繰り返し、強化に努めてまいりました。ケガもありましたが、最強のメンバーを作ってきました。ブラジルでは全員が120%の力を発揮して、最後まで一本を取る柔道を目指しております」
と力強い挨拶をし、続いて男子選手一人ずつ抱負を語った。
中でも無差別級の棟田康幸は
「今回で4回目の世界選手権です。監督からは最終日を任されました。頑張ります」
とベテランらしい決意を述べた。
また、膝の故障で辞退した野村に代わって急遽出場が決まった60kg級の江種辰明は、
「このラッキーを活かして、噛みついてでもメダルを取ってきます」
と、力強い抱負を述べた。
女子の日蔭監督は
「選手・コーチ・スタッフ一丸となって頑張ります。全階級制覇を目指します」
と目標を語ったのち、女子選手一人一人が決意を表明した。
続いてIJF指名審判員、藤猪省太・天野安喜子の両氏が紹介され、講道館少年部を代表して宮川太暉君による選手への激励の言葉があった。
講道館少年部の選手から男女監督・選手へ花束の贈呈がなされ、吉村和郎団長が
「気迫と執念を忘れずに役員・選手一丸となってメダルを取ってきます」
と決意の言葉を述べ、安部一郎十段による万歳三唱で壮行会は締めくくられた。