全日本女子ジュニア柔道体重別選手権大会総評
2007年9月8日(土)埼玉県立武道館にて、全日本女子ジュニア柔道体重別選手権大会が行われた。
全日本ジュニア柔道体重別選手権大会初日。
観客席には若干空席も見られ、大会の盛り上がりが心配されたが、試合が始まれば選手たちへの大きな声援で会場は熱気いっぱい。
上野三姉妹の三女・巴恵(70kg級)の活躍、白石のどかと田知本愛の対決(78kg超級)など見どころも盛りだくさんで、ロンドン五輪代表として期待される選手たちの戦いは、熱く繰り広げられた。
そんななかで今回、とくに注目したのが、参加選手のなかで唯一の中学生として出場した48kg級の福本奈緒(兵庫・明石市立二見中学3年)だ。
「負けてもともと。でも、積極的に攻めて、とりあえず、1回勝てたらいいなと思ってました」
という福本だったが、本人いわく「運がよくて」最後まで勝ち上がった。
決勝は抑え込まれて完敗だったが、「大会に出てくる人たちはみんな意識が高く、気合いがまったく違いました。
アップのときから違うんです。勉強になりました。これからは私も見習って、もっと強くなりたい」
と、成績以上に今大会で得たものは大きいようだ。
夢はもちろんオリンピック。今後の活躍が楽しみだ。
(文責 広報委員 永田 千恵)