ロッテルダム世界選手権大会第4日目結果(09.8.29)
写真提供:東京スポーツ新聞社
観戦記
(広報委員)
男子90kg級は階級を81kg級から上げ、グランドスラムモスクワで優勝し上り調子の小野選手が出場。この階級は強豪選手が多く非常に厳しい戦いが予想されたが、3回戦でウズベキスタンのチョリエフ選手に掛け逃げ気味の技を連発され指導2で敗れた。チョリエフ選手は3位に入賞するが準決勝でロシアのデニソフ選手に破れ、そのデニソフ選手も決勝で韓国のリー選手に一本負け。選手達の実力が拮抗している階級ならではの結果となった。
女子は78kg級の中澤は1回戦でIJFランキング1位のルブランとの対戦。お互いに決め手が無かったが指導2で惜敗。70kg級の渡辺は一回戦から粘り強く勝ち上がったが準決勝でハンガリーのメザロス選手に谷落から抑え込まれて一本負け。3位決定戦でイギリスのコンウエイ選手との対戦となり、ゴールデンスコアにもつれ込んだ。コンウエイ選手が組手を嫌って切った瞬間の一本背負投が決まり銅メダルを手にした。
残り1日、男子には奮起を女子には有終の美を期待したい。