プロフィール
村野 知代 (むらの ともよ/旧姓:藤原)1979年 奈良県生まれ
スポーツジムマネージャー、クロスフィット経営、コーチ
講道館柔道女子参段
主な戦績:
1998年 全日本ジュニア柔道体重別選手権大会 52㎏級 3位
2001年 全日本学生柔道体重別選手権大会 52㎏級 3位
2004年・2005年 全日本選抜柔道体重別選手権大会 57㎏級 出場
この度、大学の恩師である吉見先生にご紹介頂きこのような貴重な機会を頂きました事、大変嬉しく思います。
先生には柔道を強くなる事だけではなく、親への感謝、周りへ感謝する事、それを恩返ししていく気持ちなど本当に人として大切な事を沢山ご指導頂きました。
社会人となり、結婚、出産した今でも役立つ事ばかりで自身の財産となっています。
私は小学校1年生から父が教える地元の道場で柔道を始め、高校、大学と柔道漬けの毎日を過ごし、社会人ではミキハウスに所属し恵まれた環境で柔道に打ち込む事ができました。
振り返ってみると柔道を通して沢山の嬉しい事、辛い事、時には辞めたいと思った事もありましたが、今思えば柔道を通して全ての経験が心身ともに自身の成長に繋がっていたと感じます。
引退後、スポーツジムに就職しこれまでとは違った環境で戸惑う事も多く、柔道しかしてこなかった自分には、社会人として必要なスキルが足りず苦労する事もありました。
また、これまでいかに守られた環境で好きな競技を続けさせて頂き恵まれていた事に気付く事も沢山あり、柔道を通じて養われた忍耐力や気合いと根性で(笑)、新たな環境でも努力してスキルアップしようと頑張ってきました。
セカンドキャリアとしての人生で現在15年目になりますが、今ではエリア全体のマネージャーとして運営のマネジメントや人材育成を中心に約40名程のスタッフと共に頑張っています。
また、並行して以前から主人と「いつか自分たちで大人にも子供にもスポーツを通じて可能性を広げられるお手伝いが出来る場を創りたい」という夢を実現させるべく、昨年6月に「クロスフィット」をオープンしました。
おかげさまで今では沢山の子供さんや大人の方々にご利用頂いています。
ここではコーチとしてのスキルアップを目指し、可能性を広げるために自分自身も皆様と共にトレーニングをしています。そして、いつまでも動ける身体を目指し、今まで以上に心身共に充実した生活を送っています。
今後は、様々なスポーツ選手の競技レベルを上げるトレーニングのお手伝いや、将来の子供たちの活躍へ繋がるような場所にもしていきたいという目標があります。
柔道を通じて一生懸命頑張ってきた事で、一つの事に打ち込み頑張る事はその後の人生に大きく影響し役立つ事を得られると改めて感じます。
柔道という素晴らしいものに出会い打ち込めた事を今でも誇りに思います。
これからも感謝の気持ちを忘れず人のために動ける人であれるよう頑張っていきたいと思います。
最後に、現役で頑張っている時には気付かない事も、離れてみると気付ける大切な事が沢山あります。何事も諦めず夢や目標を持ち続けて頑張っていれば必ず得るものがあるので、今しか出来ない事を楽しんでこれからも頑張って頂ければと思います。
次回は、村野さんの実業団(ミキハウス)時代の同僚である、手島(旧姓:前田)桂子さんが登場します。