JICAオフィシャルサポーターである高橋尚子さんが、6月にマダガスカルを訪問し、青年海外協力隊の活動を訪れました。その際に、井手 龍豪 柔道隊員の活動場所も訪れ、その際の様子がJICAのHPに掲載されています。
なお、マダガスカル訪問で他に髙橋さんが訪問された報告は以下をご参照ください。
https://www.jica.go.jp/topics/2019/20190718_01.html
(以下、柔道隊員訪問部分抜粋)
「スポーツを楽しむ」、その原点を再確認
2018年からマダガスカルの柔道連盟に所属し、街中の競技場の一角で柔道を教える井手龍豪隊員のもとには、毎日、子供から大人まで大勢がやってきて稽古に励んでいます。 高橋さんが柔道場を訪れたとき、井手隊員は視覚障害のある選手たちを指導していました。「選手たちには世界で戦える素質がある」と言う井手隊員。2024年のパリ・パラリンピックを目指します。井手隊員からは柔道の技術だけではなく、礼儀など教わることが多いという選手たちは、「将来は子どもたちに柔道を教えたい」と高橋さんに夢を教えてくれました。
技術の向上だけでなく、スポーツを楽しむ気持ちを忘れないことの大切さが、ここで改めてわかりましたという井手隊員の言葉に、高橋さんは「レベル、言葉の違い、すべてを乗り越えて、その場に一緒にいることで楽しめる、同じ思いになれる、そんなスポーツの原点を私も感じることができました」と語ります。
「隊員のみなさんが自分自身に問いかけたり、迷ったり、いろいろな思いをする中で成長する姿を感じることができました」。高橋さんは、必死に生きてきた現役時代の自分と隊員の姿を重ね合わせ、「隊員として学んだことはこの先の人生でずっと生きてくる貴重な経験になると期待します」と奮闘する隊員たちにエールを送りました。