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お知らせ

柔道フェスタ2009 報告(岐阜県)

柔道フェスタ2009 報告(岐阜県)


【内容】

・「世界選手権ハイライト」ビデオ上映

・大塚製薬「ベストを尽くせる水分補給」ビデオ上映および解説

○開会式(開会宣言・挨拶、来賓紹介・選手紹介・柔道ルネッサンス)

○柔道教室(得意技披露・技の講習・強化選手と学年別乱取り練習)

○参加賞配布(記念品当たりくじ入り)

○記念品抽選(強化選手からの手渡し)

○閉会式(挨拶・閉会宣言)

○お見送り(参加者の拍手の中、強化選手退場)

※強化選手の得意技に、始めは少し落ち着きの無かった小学生たちも、釘付けになって見入っていた。技の講習では、強化選手の丁寧で分かり易い説明で、ほんの少しの時間ではあったが、トップ選手の技術を知ることができたようである。強化選手との乱取り練習では各選手とも長蛇の列ができ、大人気であった。

※参加人数411人(小学生383人、中学生28人)引率指導者45人、来賓・役員・補助員30人、一般観覧者200人


【参加選手のコメント】

塚田真希選手

子供たちがとても元気で楽しい時間を過ごせました。

このイベントで、沢山の元気をもらい、これからの励みになったので、私自身頑張りたいと思いました。


【参加者の声】

●指導者

・中西先生の進行がテンポ良く、子供たちが充実して取り組めた。

・高井選手、塚田選手の説明が分かり易く、子供たちもよく理解していた。

●参加した小学生

・山岸選手は、私たち子供の目線で接してもらえ、分かり易かった。あの「内股」を身に付けたい。

・高井選手はやっぱり大きかった。

・テレビで見たよりも皆小さかった。乱取りを楽しくやってもらえて、うれしかった。私もああいう選手になりたいです。山岸選手が覚えていてくれてうれしかった。

●保護者

・進行がよく、選手も親切で楽しめる柔道を教えてもらってよかったです。

●中西英敏 全日本男子ジュニア強化コーチ

・参加者が多く、盛大であった。会場も十分な広さと、充実した設備で申し分なくイベントが行えた。役員の先生方もよく動いて頂けて、大変ありがたかった。子供たちとの乱取りでは、指導者との打ち合わせを密に行って、より安全に行えるようにしていってほしい。


【総評】

会場の岐阜アリーナには411人の小中学生が集合し、4試合場分に設置された畳の上で、選手の登場はまだかと待ち遠しそうにざわついていた。正面に設置されたスクリーンに「世界選手権ハイライト」と大塚製薬の「ベストを尽くせる水分補給」が流れ出すと、小中学生だけでなく、引率指導者や一般観覧者も静まりかえり、スクリーンに流れる選手たちの活躍を真剣なまなざしで食い入るように見ていた。映像が終了すると、中西英敏先生、薪谷翠先生を始め、大束正彦選手、高井洋平選手、山岸絵美選手、塚田真希選手と強化選手がステージ上に入場し、参加者全員が、間近に見る有名選手の姿に興奮しながら拍手で迎えた。その興奮がさめやらぬなか、2009柔道フェスタが始まった。開会式では岐阜県柔道協会事務局長八代洋一氏の開会宣言と進行のもと、主管致しました岐阜県柔道協会 渥美茂四郎 会長から参加者への歓迎と柔道フェスタ開催における感謝の意を込めたご挨拶をいただいた。次に全日本柔道連盟広報委員 中島裕幸先生の進行のもと、派遣役員と強化選手の、名前が紹介されると参加者の興奮も治まり尊敬の眼差しに変わっていた。柔道ルネッサンスでは、大垣日本大学高等学校柔道部監督の大熊政彦氏から「試合に勝つことだけでなく人としての成長が大切」という内容で、小学生に問いかけるなど分かり易い話であった。

柔道教室では中西先生のテンポのよい進行と、的確な解説のもと、大束正彦選手の背負投、高井洋平選手の大内刈、山岸絵美選手の内股、塚田真希選手の大外刈と支釣込足を披露してくださいました。何度掛けても同じように極まる安定感や、キレのある技の数々は、何度も繰り返し練習してきた選手の努力が伝わってくるものであり、子供たちは一瞬でも見逃さないように見入っていた。技の披露が終わると、強化選手は四カ所に分かれ、それぞれが披露した技の講習を行った。子供たちはトップ選手の技を少しでも身に付けようと目当ての選手の所へ大急ぎで集まった。大束正彦選手は、理にかなった背負投の掛け方を繰り返し見せて説明し、高井選手は大内刈を、子供たちの手取り足取り動かして覚えさせていた。山岸選手は、子供たちに埋もれながらも、一人一人の目線に合わせて内股を説明し、塚田真希選手は大外刈の手本を何度も見せて崩しの大切さを教えていた。どの選手も丁寧で分かり易く、子供たちは楽しそうに学んでいた。また、引率指導者は子供たち以上に真剣な眼差しで学んでいた。

技の講習が終わると中西先生が小学生の参加者を低学年、中学年、高学年と3つのグループに分け、強化選手も一緒になっての乱取り練習が行われた。交替の合図がある度に強化選手の前に長蛇の列ができ、大盛況であった。自分の何倍も大きな高井洋平選手を背負投で投げた子供の笑顔は印象的であった。また、コーチとしてお越し頂いた薪谷翠先生も乱取り練習に参加して頂き、大変充実した時間であった。最後は整列後に中西先生より「柔道を修行していくうえでの心構え」をお話していただいた。

その後、休憩を含めて大塚製薬㈱のブースで水分補給をし、参加賞の配布を行った。記念品抽選会では、全日本柔道連盟広報委員 中島裕幸先生の進行で、参加賞の袋に入っている当たりくじを持った子供たちが強化選手と握手を交わし、記念品を受け取り大満足の様子であった。参加賞にあらかじめ当たり券を入れておいたため、スムーズではあったがもう少し子供たちと選手とのやり取り(質問やインタビュー)を多くしても良かったのではないか。

閉会式では岐阜県柔道協会 谷口満理事長が挨拶と閉会宣言を述べた。閉会式終了後、ステージ前で団体(道場)ごとに強化選手と記念撮影会を行い2009柔道フェスタが終了した。最後まで盛りだくさんの内容で、「柔道とあそぼう」のキャッチフレーズのもと参加された皆様は十分満足されたことと思います。

最後にこの「柔道フェスタ」を主催、企画、運営していただいた全日本柔道連盟広報委員の関係者、ご指導頂いた強化コーチ、強化選手の皆様をはじめ、関係各位に厚くお礼申し上げます。

(文責:2009柔道フェスタ地元担当者 馬渕 敬)
(広報委員担当 中島裕幸)
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