合宿目的
国際大会を目指す選手を中心に技術、精神両面での強化を図る。また、視覚障害者柔道の深い理解と、その普及発展に資することを目的とする。
参加者
男子選手7名・女子選手5名 コーチ・スタッフ6名 支援学生(日本体育大学)9名
全日本柔道連盟教育普及委員2名 合計29名
場所
2月8日(土)~10日(月)講道館 国際部道場
報告
平成26年2月8日(土)13時(集合)~10日(月)まで、日本視覚障害者柔道連盟と全日本柔道連盟の共催により、「平成25年度日本視覚障害者柔道連盟選手強化合宿」が講道館にて行われた。雪の影響により数名が遅れて参加となったが、夕方には全員揃うことができた。稽古の相手として、日本体育大学の学生に協力いただいた。学生から技の詳しい説明や介助など、あらゆる面でサポートを得て、参加者全員が技術向上のための練習に打ち込むことができた。
2月8日(土)午後は、アスリート委員会との交流会を行った。
田辺委員長、近藤副委員長からアスリート委員会の概要説明、メンバー紹介、今後の活動方針として視覚障害者支援をもっと積極的に行っていきたいとの説明をいただいた。アスリート委員会からの支援として、穴井委員からは講話、福見選手からは高校時代から現役引退までの柔道への取組み方などの講話があった。また、福見選手が得意技(寝技)の指導を行った。アスリート委員も稽古に参加し、開始から終了まで一緒に汗を流すなど、それぞれに実技指導を行った。
2月9日(日)の午後は、小室宏二氏を講師とした、固技の研究が行われた。
寝技において、より効果的に1本を取るための方法を研究した。それぞれが課題をもって熱心に取り組んでいた。
夜のミーティングでは、アスリート委員である廣瀬選手・米田選手より、再度アスリート委員会の概要説明を行った。初瀬選手からは障害者の就労に関する事、パラリンピアンズ協会の概要説明があった。また、視覚障害者柔道の審判規定を作成するにあたり、選手からも意見をいただきたいとの連絡があった。
2月10日(月)は、試合の経験が少なく実戦に近い練習試合がしたい、との意見もあり、試合形式での稽古を行った。午前の稽古終了後、ミーティングを行い解散した。
教育普及委員会の支援
教育普及委員会として、合宿の企画・調整、交通費・食費・宿泊費の支援を行った。