平成26年4月1日
全日本柔道連盟は4月1日から「柔道MINDプロジェクト特別委員会」を発足させました。
「MIND」は英語で「精神」とか「心」という意味で、嘉納治五郎先生の教えの精神、柔道の心に立ち返ろうという気持ちが込められています。
同時に「MIND」は4つの単語の頭文字をつなげたものでもあります。
M はManners、礼節
I はIndependence、自立
N はNobility、高潔
D はDignity、品格
これら4つの単語を連ねたことには、柔道を行う者はこれら4つのことを守ってこそ「柔道家」と呼ばれるに相応しいのだということを明確に示そうという狙いがあります。
全柔連では昨年、「暴力の根絶プロジェクト」を立ち上げました。プロジェクトは山下泰裕リーダーのもとで、暴力があった時の通報窓口の設置と手続きの整備、暴力根絶の指導者に対する周知、セクハラ・ガイドラインの制定などを行ってきましたが、これらはいずれも「暴力という負(マイナス)の部分をなくそう」ということが趣旨であり、「礼節や品格などの正(プラス)の部分」を伸ばそうという意味合いが足りませんでした。このため、今年度からは「暴力の根絶」プロジェクトが柔道MINDプロジェクト特別委員会と名前を改め、活動内容も積極的に広げていくことになったものです。
暴力、暴言、セクハラ、パワハラ、不適切な指導をしない事などは柔道をする者にとって当然の事です。これからは「柔道MIND」を心がけ、ともにその先を目指し新しい柔道界を築きましょう。
柔道MINDプロジェクト特別委員会
委員長 山下 泰裕
副委員長 宇野 博昌