以下の通り、懲戒処分を実施しましたので、報告致します。
- 被処分者
- 処分内容
- 対象となる行為の概要
愛知県柔道連盟会長 河原 月夫氏
倫理懲戒規程第2条1項(暴言)、5項(大会運営不適切行為)、8項(規程違反行為)、9項(品位を害する行為)に基づき、令和2年9月28日から10ケ月間「会員登録停止」処分とした。
愛知県柔道連盟会長という要職にありながら、以下の行為が見受けられた。
(1) 2018年6月10日、愛知県武道館で行われた愛知県小学生学年別柔道大会において、被処分者と親戚関係にあるA選手とB選手の試合につきB選手の優勢勝ちとの審判の判断が出され、同試合場において、次の試合が始まり、既に選手同士が組み合っている最中に、同試合の主審を務めたC氏と副審を務めたD氏、E氏に対して、「試合をとめろ!」「なんでAを負けにしたんだ!」と大声で怒鳴り、次の試合の進行を停止させた上、主審のC氏に対し「前の試合では、何で(B選手に)かけ逃げの反則をとらないのだ!」と詰め寄り、繰り返し「B選手を負けにすべきだ」などの趣旨の発言を大声で繰り返す等、多数の観客・柔道関係者が見守る公式試合の会場で、大会会長でありながら、試合を中断させ、審判員に対して直接強い口調で抗議・叱責し、被処分者と親戚関係にあるA選手を負けと判断した審判結果に抗議するなど柔道の審判制度の根幹を揺るがす言動を行い、柔道の品位を害し、その間、円滑な大会の運営を阻害した。
(2) 2019年6月9日、愛知武道館で行われた上記(1)と同じ大会で、被処分者と親戚関係にあるA選手とF選手の試合がF選手の優勢勝ちとの審判の判断が出された直後、同試合場において、同試合の主審を務めたG氏と副審を務めたH氏に対して、「お前ら、なんだ、なんで両ひざとらんのだ。そんなんなら審判辞めてしまえ。どういうジャッジしてんだ。」などと大声で繰り返す等、多数の観客・柔道関係者が見守る公式試合の会場で、大会会長でありながら、次の試合開始を遅らせ、審判員に対して直接強い口調で抗議・叱責し、被処分者と親戚関係にあるA選手を負けと判断した審判結果に抗議するなど、柔道の審判制度の根幹を揺るがす言動を行い、柔道の品位を害し、その間、円滑な大会の運営を阻害した。
以上