プロフィール
飯野 鈴々(いいの すず)1996年 福岡県生まれ
福岡大学柔道部コーチ、のりさだ整骨院所属
講道館柔道女子参段
主な戦績:
2014年、2015年 全日本ジュニア柔道体重別選手権大会 3位
2014年、2017年 講道館杯全日本体重別選手権大会 5位
2015年 チューリンゲン国際大会 3位
2015年 ベルギー国際 出場
2022年 皇后盃全日本女子選手権大会 出場
初めまして、飯野鈴々と申します。まずは雅子バトンありがとう!みんなから愛されている雅子からバトンを受け取れて嬉しい気持ちです。
雅子とは同じ階級のライバルとして共に戦ってきました。社会人チームに所属し、共通の友人を通して、親しくなりました。今では、稽古終わりに階段を走ったり、お互いの悩みや相談事をなんでも話せるような関係性です。これまで雅子の優しさと直向きな姿勢に私自身何度も救われてきました。私だけでなく、私の学生たちや周りの人にも良くしてくれるんです。私たち世代で、雅子は誰に聞いても謙虚でいい人として有名で、誰に対しても優しく、腰を低くして接してくれるような人です。雅子をみていると勝つためには強さと人間性が大事だと感じます。雅子は私にとって尊敬する選手であり、憧れの存在です。
改めまして自己紹介させていただきます。
私は3歳の頃、通っていた幼稚園に柔道教室があった影響で柔道を始めました。年を重ね、競技を続けていく中で、「この競技生活を終えたらなにをしよう」と考える時間が増えました。考えた末、この競技生活を今後の人生に活かしていきたい。柔道を続けていく選手たちになにか残したい。そう思い、指導者になるため教員免許取得を目指して、通信大学へ入学し、現役選手と勉学の両立が始まりました。
現在は福岡大学で柔道部のコーチをしながら現役選手生活を続け、勉学にも励み、日中は市の体育館で勤務しています。
私が伝えたいことは、夢や目標をもって生きてほしいと言うことです。何かを始めること、挑戦することに「遅い」はありません。今の自分を変えたければ、今何か行動を起こさなければなりたい自分にはなれない。そこには自分の好きなことに費やす時間、お金。様々なことを犠牲にしなければならないかもしれない。犠牲を妥協することは、やらない、変わらない逃げ道につながります。始める前に諦めてしまえば何も変わらない。なりたい自分になるためには、我慢すること、何かを犠牲にするための『覚悟』が必要です。
私自身も夢があり、目標もたくさんあります。現在、指導者、選手、勉学、仕事など多忙な毎日です。コーチになる前に学生たちには毎日情熱と愛情を持って接する。自分のことも手を抜かないと覚悟を決めました。
私もいろんなものを犠牲にしてこの生活を送っていますが、苦だと感じたことはありませんし、挑戦したことに何一つ悔いはないです。それは学生たちとの日々の関わりを通じて、彼女たちが人として成長する姿を見せてくれることが本当に嬉しいからです。そして私自身も成長させてもらえてます。苦労より、「嬉しい」「楽しい」というポジティブな感情が勝っていて、そんな気持ちをさせてくれる学生や監督に感謝の気持ちでいっぱいです。
柔道をしているすべての選手に夢や目標をもって毎日輝いてほしい。そして何事にも一生懸命取り組んでほしいです。
矛盾はしますが、キャパオーバーにならないようにしっかりリフレッシュもしてくださいね(笑)
私がバトンを繋ぐのは、国士舘大学出身の同級生石塚やよいさんです。やよいとも共通の友人を通して仲良くなりました。やよいとはいつも新たな挑戦の話をしたり、人生の話をします。私が伝えたいこと、夢や目標を持って突き進むことのテーマにあった人です。やよい、よろしく!