1 目的
技術指導などを通して技を覚える喜びや工夫して体を動かす楽しさを経験し、生涯にわたって柔道に親しむ資質や能力の育成と滋賀県の少年柔道の普及を目的とする。
2 日時
2022年12月4日(日)9:00~15:30
3 会場
長浜伊香ツインアリーナ (滋賀県長浜市木之本町西山183−3)
4 講師
濵名三代子 、 灰原茉美
(全日本柔道連盟教育普及・MIND委員会委員、講道館指導員)
5 対象・参加者
午前 小学生(高学年) 41名
午後 小学生(低学年)および初心者 41名および10名
6 内容
午前と午後で習熟度で講習内容を変えて実施していただいた。
①礼法や受身について
「なぜ、礼法が必要か?」という問いかけに対し考え、その意味を込めて改めて礼法を行った。
受身に番号をつけて行う「反応受身」や時計の針に例えて行う「時計受身」など、受身を様々な視点から考え取り組んだ。
②技術指導について
【高学年】
・寝技
抑込技の基本を横四方固で学び、相手の動きに応じて対応し続けることを腰切りの技術指導を通じて理解した。
・立技
技の土台となる崩しに焦点を当て、理にかなった技とはどういったものであるのか考えた。
【低学年】
・柔道の動きにつながる運動・トレーニング
個人では音楽に合わせて体を動かし、対人では相手の反応を見ながら体を動かし、楽しみながら自分の体をコントロールした。
・立技
崩しと体捌きの重要性について知り、膝車をもとにその効果を体験した。
※初心者においては、柔道着の持ち方から、一人打ち込み(透明人間)、指導者を相手に投技を体験したりした。
③講話について
午前、午後ともに最後には講師先生より、講話をしていただいた。
高学年は「少年時代に身に付ける柔道精神について」、低学年は「柔道で心も体も強く成ろう」と題し、嘉納師範の幼少期から柔道のはじまり、そして柔道の目的などを年齢等に合わせて分かりやすくお話いただいた。
7 担当者所感
全体を通しては、嘉納師範の教えに触れ、柔道修行の目的を改めて参加者、指導者ともに考える貴重な機会となった。
参加者は、終始楽しみながら柔道着を着て体を動かし、自分の体の動かし方や相手の体を理にかなった方法で崩すことを学んだ。
多くの参加者が帰ってから保護者に「楽しかった」と話をしていたとを各所より聞いた。
高学年 低学年