スペシャルオリンピックス日本・島根柔道競技会に
島根県柔道連盟及び江津市柔道連盟も協力団体として参加しました。
内容については以下の通りです。
2023年10月7日(土)〜8日(日)、島根県立少年自然の家において、スペシャルオリンピックス日本・島根・柔道競技会を開催しました。
本競技会は、スペシャルオリンピックス日本・島根・柔道プログラムとしては第1回目となります。2019年のコーチクリニックを島根県で開催し、31名のコーチが誕生しました。このコーチを中心に、県内4会場(松江・出雲・江津・浜田)で日常活動を継続してきました。2023年4月には、再度コーチクリニックを開催し、39名の受講者を迎えることができました。このような中で、第1回目の競技会を開催することができました。
現在、登録アスリートは23名です。本競技会には、このうち7名が参加しました。また、スペシャルオリンピックス日本・広島からも4名のアスリートを迎え、合計11名で競い合いました。
8日(日)は、スペシャルオリンピックス日本・島根のコーチ・ボランティア・ファミリー・来賓の方々、約90名の声援を受けながら決勝が行われました。
試合相手を決めるためのディビジョニングを7日(土)に行い、試合ボランティアの方の支援も受けながら6つのリーグを組み、合計14試合が実施されました。
どのアスリートも真剣な眼差しで、もっている力を全部出し切ろうと一生けんめいでした。また、試合ボランティアの方もアスリートの良さを引き出そうと考えた試合運びをしていただきました。さらに、大きな声援を会場中からいただきました。結果は、以下になります。
[ディビジョンA]
第1位 飯塚 京美さん(スペシャルオリンピックス日本・島根)
試合ボランティア 小林 美晴さん、和田 沙耶花さん
[ディビジョンB]
第1位 永井 陽菜さん(スペシャルオリンピックス日本・広島)
第2位 宝正 愛歩さん(スペシャルオリンピックス日本・島根)
第3位 原 聖美さん(スペシャルオリンピックス日本・島根)
[ディビジョンC]
第1位 金森 百さん(スペシャルオリンピックス日本・島根)
試合ボランティア 河上 友紀さん
[ディビジョンD]
第1位 住田 蓮弥さん(スペシャルオリンピックス日本・広島)
第2位 上口 蒼紫さん(スペシャルオリンピックス日本・島根)
第3位 山田 英太さん(スペシャルオリンピックス日本・広島)
[ディビジョンE]
第1位 河上 玄樹さん(スペシャルオリンピックス日本・島根)
試合ボランティア 田村 泰地さん、清水 元貴さん
[ディビジョンF]
第1位 尾村 怜さん(スペシャルオリンピックス日本・島根)
第2位 友安 隼世さん(スペシャルオリンピックス日本・広島)
試合ボランティア 飯塚 佑さん
なお、今回は研修会も実施しました。講師にN P O法人judo3.0代表理事・酒井重義さんをお迎えし、「誰一人取り残さない柔道」と題してご講演をいただきました。酒井さんは、一方的なお話ではなく、頻繁にアスリートや参加者にグループ討議や発表を求められました。「なぜ、みんなに柔道が必要なのか?」「S O柔道をどうやって広げるか?」などわかりやすいテーマを設定いただきました。アスリートの皆さんは、討議を踏まえて、本当に息の長い発表を繰り返しておられました。
参加者の方からは、アスリートの日頃見られない面が見られたと評価いただきました。酒井さんからは、「ケガをするかもしれない柔道の大会」と「ケガをしない柔道の大会」、どちらに出場しますか?ただ、後者の「ケガをしない柔道の大会」では、投げたとき、投げた人は立っていなければならない、というルールのため、巻き込み技はもちろん、捨て身技もできません、どちらがいいでしょうか?と、S O柔道のルールの広がりへの期待もいただきました。
最後になりましたが、今井産業様、株式会社しちだ・教育研究所様、江津ライオンズクラブ様、桜江ライオンズクラブ様には、多額の寄付をいただき、当日も声援をいただきました。また、島根県柔道連盟・江津市柔道連盟の皆様には、審判員の派遣、試合運営の分担、会場の設営・撤収と献身的に協力いただきました。ご紹介に合わせ、お礼申し上げます。ありがとうございました。