半谷静香 銀メダル土屋美奈子 1回戦敗退加藤裕司 1回戦敗退廣瀬順子 優勝J2・57㎏級:廣瀬順子J2・70㎏級:小川和紗J2・73㎏級:瀬戸勇次郎【成績と試合内容】J1・48㎏級 4回目のパラリンピック出場で、初めてのメダルを手にすることができました。半谷はヒザのケガもあり、国際大会への出場が他の選手よりも出遅れましたが、一つひとつのチャンスをしっかりとものにして本大会出場を決めました。優勝したウクライナの選手が実力的には突出していましたが、決勝戦での半谷は日本代表としての誇りを持ち、最後まで粘り強く戦いました。半谷の善戦と銀メダルは、翌日出場する選手たちの大きな励みになったことは間違いないと思います。J1・70㎏級 国際大会でコツコツとポイントを積み重ね、本大会の出場権を得ました。パーソナルコーチと相談しながら気持ちの弱さを克服し、得意技を磨く努力を重ねましたが、上位選手の壁を破ることはできませんでした。J1・73㎏級 加藤はブラジル世界選手権で優勝しており、内股に威力があるのですが、今回は自分の力を出し切ることなく敗れてしまいました。40歳を過ぎ、体力のピークは過ぎていますが、昨年8月以降の国際大会でランキング上位の選手に勝って出場権を得たため、本大会でその力を出し切らせてあげることができなかったことが残念です。J2 57㎏級 東京パラリンピックではメダルを逃して悔しい思いをしましたが、夫の悠氏と二人三脚で稽古し、見事金メダルに輝きました。準決勝では相手の腕挫十字固がほぼ極っていたところから逃がれて逆転勝ちを収め、決勝戦でも気持ちを切らさずに戦い切りました。オリンピック同様、パラリンピックには魔物がいると言われていますが、それを跳ね除ける心▲瀬戸が寝技で攻める▲男子J2・73㎏級表彰。左から2人目が金メダルの瀬戸▲決勝。健闘をたたえ合う廣瀬とホジャエバ▲男子J2・73㎏級決勝。試合に臨む瀬戸◀︎女子J2・57㎏級表彰。左から2人目が金メダルの廣瀬▲女子J2・57kg級決勝。廣瀬が体落で「技あり」を奪う5まいんど vol.42 第1シードの瀬戸が全試合一本勝ちで優勝廣瀬が日本女子初の金メダル奪取!
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