なる三者の立場から切り口は異なりますがいかに柔道の魅力を高めるかという共通の目標に向けて活発な議論がなされました。三上医科学委員会委員長からは医科学委員会の歴史に触れていただき、医科学委員会の活動の意義についてお話いただきました。パリオリンピックセッションでは2024報告がなされ、さらに今回のオリンピックを通して審判や医科学の立場からさまざまな問題点が議論されました。また、2028年のロサンゼルスオリンピックに向けて、今後のルール改正についての意見交換も行われました。全日本柔道連盟から研究費を受給されている指定演題だけでなく多くの一般演題の発表もありプログラムはいっぱいになりました。ご発表ならびにご参加された方々に対し天理の地まで足を運んでくださったことを重ねて御礼申し上げます。希望者には天理大学武道館柔道場の稽古見学をしていただきました。嘉納師範が60歳代で書いたとされる書「精力最善活用、自他融和共栄」も見ていただきました。研究会終了後には懇親会、さらには翌日には武道館柔道場におきまして柔道救護担当者講習会を行うこ年7月に行われたパリオリンピックからのとができました。学生係員を含めご協力いただきましたすべての関係者のみなさま方に厚く御礼申し上げます。最後になりましたが、参加した多くの天 理大学柔道部学生にとっても柔道の違った側面を理解するよい機会になったのではと愚推します。学生の研究会参加を奨励し、開催にご支援いただいた運営スタッフならびに天理大学に心より感謝申し上げます。(第11回(2024年度)柔道医科学研究会会長、全日本柔道連盟医科学委員会副委員長 神谷宣広)委員会 Information▲天理大学において開催された第11回柔道医科学研究会。「柔道のさらなる発展に向けて」というテーマで行われた▲医科学研究会参加者による集合写真◀細川伸二氏に文化講演をしていただいた
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