まいんど vol.42 全日本柔道連盟
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ここがポイントここがポイント冬至にかぼちゃを食べるのはなぜ?て、体を冷やさないように衣類、道具を利用しています。選手がよく使用しているのは、くつ下、手ぶくろ、マフラー、耳までかくせる帽子、ベンチコート、ダウンベスト、マスクです。その他、使い捨てカイロ、携帯型の湯たんぽを日本から持参し、利用しています。また、これらの衣類、道具だけではなく、選手たちは温かい補食をとられています。温かい茶・湯、ホットレモン、スープ、しょうが湯などを水筒に入れて飲まれています。私は寒い冬の補食は、たんぱく質を含んだ温かい補食をおすすめしています。私たちは、たんぱく質を消化吸収する時に体温を上げるからです。例えば、みそ汁、牛乳や豆乳で作ったココア、カフェオレです。ココアやしょうが湯に砂糖を入れる、牛乳にスープの素を混ぜ合わせたコーンスープ、パンプキンス―プは、たんぱく質と合わせてエネルギー源となる炭水化物もとることができます。小腹が減った時は、魚肉ソーセージ、ゆで卵などを一緒にとるといいでしょう。夜が一番長い日の冬至にかぼちゃを食べる風習があります。なぜ、かぼちゃなのでしょうか。かぼちゃには、のどや鼻の粘膜を健康に保つビタミンA、ビタミン・ミネラルの吸収を助けるビタミンC、抗酸化作用(傷ついた細胞の修復)を持つビタミンEが多く含まれています。かぼちゃは、夏~秋に収穫される野菜です。分厚い皮のおかげで、夏に収穫したかぼちゃの栄養価を冬まで維持することができます。寒い日に栄養価の高いかぼちゃを食べて冬を乗り切ろうと考えられた知恵ですね。私は「かぼちゃは、冬のエース(ACE)だ! しく食べよう」と、選手にアドバイスしています。寒い日は体を冷やさないように、防寒着や温かい補食を利用しましょう。補食をとる前には、せっけんを使った手洗いも忘れずに行ってくださいね。おいRECIPERECIPE(作りやすい分量)材料▶かぼちゃ…スライス8枚 ▶豚うす切り肉…8枚 ▶油…小さじ2▶料理酒…大さじ1▶ウスターソース…大さじ1▶粉チーズ、塩コショウ…適量つくり方①かぼちゃをスライスする(スーパーではスライスしたかぼち栄養価の高いかぼちゃに豚肉を巻いて、ごはんが進むおかずを考えました。今回はソース味にしました。照り焼き味、オイスターソース、ケチャップなど、お好みの味にしてください。生のかぼちゃの代わりに冷凍かぼちゃを使う方法もあります。ゃを販売していることがあります)。②①に豚肉を巻く。③フライパンに油を熱し、②を並べ入れ、料理酒を回しかける。フタをして中火の蒸し焼きにする。④10分したら裏返す。かぼちゃに火が通ったら塩コショウ、ウスターソースを加えてからめる。好みで粉チーズをふる。かぼちゃの肉巻き材料体を温める飲み物、食べ物体を温める飲み物、食べ物⃝温かい茶・湯、豆乳、みそ汁、コーンスープ⃝ホットミルク、ココア、カフェオレ、まっ茶ミルク⃝ホットレモン・ゆず⃝くず湯、しょうが湯⃝タンパク質食品 (魚肉ソーセージ、ゆで卵、 プロテインゼリー)

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