まいんど vol.42 全日本柔道連盟
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関関戦とは通算成績Creative SupporterRS(カイザーズ)TV」というYouTube 本学(関西大学。以下、関大と記載)と関西学院大学(以下、関学と記載)との間には、『総合関関戦』というものがある。これは、両大学の体育会全競技で勝敗を争い、柔道においては、『総合関関戦 る。1978年から始まり、今年第47回を迎えた。丸木英二師範(1966/昭和世界選手権中量級優勝)に話を聞くと、当時から柔道部においても定期戦として関関戦は実施されていたようだが、『総合関関戦』としては、今年で47回目を迎えた。関関戦は、両大学の名誉をかけた戦いで、およそ3~4日間で各競技が開催される。公式戦の日程の都合により所定の期間に開催できない競技は、前哨戦として3月や4月頃に開催するなど、各クラブにおいて柔軟に対応している。その前柔道競技』として、開催されていTVとは、関大体育会KAISERSを、映哨戦での勝敗も、総合関関戦全体の勝敗に含んでいる。また、大会に向けて、各大学ではTシャツ(通称:カンカンティー)を作成して各クラブに提供し、体育会同士の帰属意識を高める取り組みも行っている。また、大会の様子は、「KAISEチャンネルにも配信され、出場する学生たちの励みにもなっている。(KAISERS 像を用いて盛り上げるために生まれたプロジェクト。関大高槻キャンパスにて活動する映像ボランティア団体Media プロジェクトとして活動中。チャンネル登録者数約6000人)総合関関戦全競技における46回の通算成績は、関大が19勝23敗1分と負け越している。柔道競技においては、第1回から第7回まで関大が7連勝、第8回から9回は関学が勝利、第10回(1989年)から第21回(2000年)まで関大が12、その中のスポーツ■ 2013年…10人戦の抜き試合。副将■ 2014年…10人戦の抜き試合。副将■ 2015年…事情により不開催■ 2016年…7人戦の体重別団体形式。連勝。その後、関学がスポーツ推薦を導入し、第22回(2001年)から第25回(2004年)が関学の4連勝。その後、関大も2003年にスポーツ推薦制度が導入されたが、2006年から2012年までの7年間は事情により不開催となった。その後、2013年に再開し、そこから2024年まで関大が11年連続で勝利している。私事であるが、私が監督に就任したのが2013年であり、ちょうどその時から関関戦が再開した。過去の記録を紐解くと、以下のとおりであった。寺本裕基が勝利し、2人残しで関大の勝利。村井慎太郎が活躍し、2人残しで関大の勝利。関学・松田拓哉が勝利するも、関大・伊藤寛康、荒木佳祐、澤井亮一らが勝利し、3対1で関大の勝利。■ 2017年…73㎏以下、90㎏以下、無■ 2018年…無差別7人戦の点取り形■ 2019年…無差別7人戦の点取り形■ 2020年~2021年…新型コロナ■ 2022年…体重別団体形式の7人戦差別の3階級に分けての体重別団体戦形式。小寺達の活躍で、2対2の内容勝ちで関大の勝利。式。関学・上東玲央が勝利するも、6対1で関大の勝利。式。関学・川村将真が勝利するも、6対1で関大の勝利。ウイルス感染症の影響により、中止。点取り試合で、1対1の代表戦で関大・西澤晃対関学・佐藤遼太郎の対戦となり、代表戦本戦では決着がつかず、延 ▲熱戦の様子▲男女混合の7人戦で行われた今年度の関関戦1978(昭和53)年から約半世紀にわたり続いている関西大学と関西学院大学の対抗戦『総合関関戦』。両大学の名誉をかけた熱い戦いと親交についてご紹介します。(文・山城正記/関西大学柔道部監督)24まいんど vol.4241年卒・1967年ソルトレークシティ両大学の名誉をかけた戦い伝統歩くを

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