第4シードの角田夏実は、1回戦でナター一本。わずか■女子48㎏級シャ・フェレイラを開始45秒、巴投「技あり」からの腕挫十字固という必殺のパターンで破ると、２回戦のジェロネイ・ホワイトブーイにも、1分８秒、巴投「技あり」からの腕挫十字固で快勝。準々決勝は地元フランスの強豪シリーヌ・ブクリでしたが、ここもまったく問題にせず、横から巴投に入ると、ブクリはきれいに背中から落ちて１分、期待の選手登場で沸き上がっていた場内は、決まった瞬間、シーンと静まり返り、その後、勝った角田を称賛する拍手が巻き起こりました。準決勝のタラ・バブルファスにはやや苦戦しましたが、ＧＳ延長「指導３」で勝利し決勝へ進みました。決勝の相手はモンゴルのバーサンフー・バフードルジ。この試合も、巴投に対し低く構えてこらえるバフードルジを、両足で巧みにコントロールして背中から落とし「技あり」。優勢勝ちで見事金メダルに輝きました。■男子60㎏級今大会ノーシードの永山竜樹は、２回戦のミシェル・アウグストにＧＳ延長3分37秒、「指導３」反則で勝利するも、３回戦で、昨年のドーハ世界選手権王者フランシスコ・ガリーゴスに敗退。この試合、寝技での攻防で、「待て」がかかった後もガリーゴスに袖車絞で絞め続けられ、永山は立ち上がりかけたところで落ちてしまい一本負け。監督、コーチ陣の抗議も受け入れられず、後味の悪い結果となりました。それでも、気持ちを切り替えて敗者復活戦に臨んだ永山は、東京オリンピック銀メダリストのヤン・ユンウェイに大外落「技あり」で優勢勝ちすると、３位決定戦でもサリ・イルディスから右内股「技あり」を奪った後、イルディスの背負投を横車で返して「技あり」を奪い合技「一本」で快勝。銅メダルを確保しました。 ｢｣ 6▲女子48㎏級表彰。右から2人目が金メダルの角田▶女子48㎏級決勝。角田夏実が“伝家の宝刀”巴投で「技あり」を奪取▲1回戦。角田が腕挫十字固で完勝▼男子60㎏級表彰。左から２人目が銅メダルの永山▲▼男子60㎏級3位決定戦。永山がイルディスを破り、銅メダルを確保まいんど vol.41■女子48㎏級優 勝：角田夏実（日本／SBC湘南美容クリニック）準優勝：B.バフードルジ（モンゴル）第３位：S.ブクリ（フランス）第３位：T.バブルファス（スウェーデン）▶１回戦角田夏実〇腕挫十字固△N.フェレイラ（ブラジル）▶２回戦角田夏実〇腕挫十字固△J.ホワイトブーイ（南アフリカ）▶準々決勝角田夏実〇巴投△S.ブクリ（フランス）▶準決勝角田夏実〇GS反則［指導3］△T.バブルファス（スウェーデン）▶決勝角田夏実優勢［技あり・巴投］△B.バフードルジ（モンゴル）■男子60㎏級優 勝：Y.スメトフ（カザフスタン）準優勝：L.ムヘイゼ（フランス）第３位：永山竜樹（日本／SBC湘南美容クリニック）第３位：F.ガリーゴス（スペイン）▶２回戦永山竜樹〇GS反則［指導3］△M.アウグスト（ブラジル）▶準々決勝F.ガリーゴス（スペイン）〇袖車絞△永山竜樹▶敗者復活戦永山竜樹優勢勝［技あり・大外落］△ヤン・ユンウェイ（台湾）▶3位決定戦永山竜樹〇合技［内股・横車］△S.イルディス（トルコ）PARIS 2024PARIS 20247/27(土)角田夏実が抜群の強さで金！永山竜樹は不運な銅メダル
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