まいんど vol.41 全日本柔道連盟
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広がるACPどうすれば選手を強くできるか? 導者はいつも考えます。厳しい稽古に耐えられる強い精神力を育成し、試合で勝つための技術や体力を身に付けさせることでしょうか。その結果目の前の試合に勝利することができるかもしれませんが、厳しい稽古に耐えられなくなったら柔道をやめてしまうでしょう。選手は指導者のロボットではありません、何のために柔道をするのか? 目指すのか? できるような指導が求められます。そして、まず第一に柔道を好きになることが出発点です。を考え、自ら進んで活動年少者には、まず「柔道が好き」「仲間が好き」「柔道場に通うのが楽しい」と思ってもらうことが大前提です。全柔連は、3年前から日本スポーツ協会(JSPO)のアクティブ・チャイルド・プログラム(ACP)を導入し、子どもたちが楽しみながら体を動かす運動遊びを推奨し、楽しい遊びの要素を取り入れて、継続的に体を動かすことで、基礎体力の向上だけでなく仲間とのコミュニケーシ何をョン能力も高まります。JSPOACP@柔道場の開発日本スポーツ協会が推奨しているACPは、どの競技にも通じる汎用性の高い運動遊びです。現在、エバンジェリスト(推進)委員を中心に、柔道の特性を踏まえて柔道の競技力向上に繋がる、いわば〝柔道版ACP〟=「JSPOP@柔道場」の開発を進めています(次ページ参照)。今後、指導者講習会等の機会を通して普及を図っていきます。(普及振興部長 田中裕之)AC17まいんど vol.41(『長期育成指針』)  指‒‒   最近、各地でACP(アクティブ・チャイルド・プログラム)を取り入れる学校や道場・クラブが増えてきました。ACPのメニューが組み込まれている合同練習会や大会もあり、柔道場が笑いと活気に満たされてきています。子どもたちがもっと柔道を好きになる、柔道場に来るのが楽しくなるACPを取り入れてみませんか。■ステージ1(0~5歳)「楽しみ」や「喜び」を発見することが最も重視されるべきステージ(後略)■ステージ2(6~11歳)「楽しみ」や「喜び」を経験することを継続しながら基礎を作るステージ(後略) アクティブチャイルドプログラム楽しんで強くなろう!JSPO-@柔道場@柔道場ののススメススメAACCPP

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