トヨタループス株式会社1988年生まれ 福島県出身九星飲料工業株式会社2000年生まれ 福岡県出身SMBC日興証券株式会社1990生まれ 山口県出身半谷静香瀬戸勇次郎廣瀬順子7月2日(火)、講道館2階の教室において行われた代表内定記者会見登壇者(右からパリ・パラリンピック日本代表・遠藤義安監督と内定選手の半谷静香、瀬戸勇次郎、廣瀬順子、オリンピック日本代表の鈴木桂治・男子監督と増地克之女子監督)15まいんど vol.41――内定が決まった気持ちを?「ケガのため、昨年9月から選考レースに参戦したんですけど、正直なところ、間に合ってよかったなという気持ち、うれしいというのが率直な気持ちです」――ケガ(ヒザの手術)で変わったことは?「ケガをしたことは、すごく残念ではありますが、よかったことだとも捉えています。リハビリの間に、新しい身体の使い方を覚えたことで柔道を基礎から見直すことができ、新しい柔道になったという気持ちもあります。これまでの半年間はいつも挑戦者という気持ちで挑んできました。パリパラも、自分の持っている力を全部出し切ることを重――内定が決まった気持ちを?「ようやくパリのスタートラインに立てたというか、パリに挑める機会がいただけたことをすごくありがたく思います。東京大会が終わってから階級が変わって(66㎏級がなくなり73㎏級に変更)、クラス分けも変わって、難しい状況がずっと続いてきましたけれど、去年の年末くらいから、自分なりにいろいろなことがうまくいく身体ができてきて、成長できているのではないかと思っています」――東京大会後、ランキング1位になるまでのターニングポイントは?「昨年8月のバーミンガム(ワールドゲ――内定が決まった気持ちを?「すごくホッとしています。本番に向けて、より気合を入れて練習を頑張りたいなと思っています」――コーチでもあるご主人の悠さん(東京パラリンピック日本代表)とはどんな練習を?「私の対戦相手のことを研究してくれていて、乱取をする時にも、すごく忠実にその選手の組み手や動きをしてくれるので、しっかりと対策ができています。コーチとしてのアドバイス以上に、家族としても私の心の支えなので、そういった部分でもすごく助けられています」――残りの期間で強化したいことは?――パリパラ代表になった気持ちを?「出られるか出られないかわからないなか、試合に向けて稽古・トレーニングを行っていたので、代表が決まった時はとても驚いたのと同時に、諦めずに続けていて良かったと思いました」――パリパラでの抱負、目標を?「自分の得意技が各国で対策されているので、相手の意表を突く戦い方を練習しています。相手の心を大きく揺さぶるような試合をしたいです」――自分にとって柔道とは?「自分の人生を良い方向へ変えてくれた存在です。私のように生まれつきの視覚障がいで柔道を目で見たことがない選手やそうでない選手、たくさんの境遇の選手がいます。試合だけではなく、選手それぞれの人生があってパラリンピックの畳に立っていることを感じながら試合を楽しんでいただけるととてもうれしく思います」シンプレクス・ホールディングス株式会社1990年生まれ 静岡県出身要視していて、後悔なく出し切れば優勝できると思って練習しています」――ご自身4回目のパラリンピック。これまでの大会との違いがあれば教えてください。「大きく2つあって、ケガをしたこととJ1クラスができたこと。気持ちとしても、これまでは勝ちたいという思いだけでやってきたんですけど、今回は、自分の力を出し切ることをメインに考えています。柔道できることが当たり前じゃないというのがケガをして得たことなので、一番は柔道畳の上に立てることがうれしい、出し切りたい、自分の全力で挑みたいという気持ちです」ームス)ですね。そこで負けて。それまでは身体作りに時間を割くよりコンディショニングとか柔道の技術のほうが勝ちに近いと思ってやってきたんですが、コンディショニングもうまくいかず、技術も通じずというところで、それまでやってこなかったウエイトトレーニングをやろうと。そこから大きく変わったと思います」――パリパラでの目標は?「パリではやっぱり金メダルというところが一番の目標です。今回予選を1位で終わることができましたけれど、そこで満足せず、必ず金メダルを日本に持って帰りたいと思っています」「これまで自分のしてきた技の精度を上げて、対戦相手の対策をしっかり練って試合に挑みたいと思います。(区分分けや階級分けで、ライバル選手が変わったりしているが?)勝ったり負けたりとても強い選手がたくさんいるので、そういった選手に勝てるように精一杯頑張りたいと思います」――抱負、目標を?「東京大会の3位決定戦、先にポイントを取りながら逆転された試合がとても悔しかったので、そのような気持ちにならないように、パリでは自分の柔道を精一杯出し切って、金メダルを目指して頑張ります」――パリパラ代表になった気持ちを?「最初に出たアテネパラからは20年、前回のロンドンパラから12年ぶりのパリパラです。46歳で3回目のパラリンピックに出られることに感謝しています。この年でまだ試合に出られる丈夫な身体に育ててくれた親、応援してくれる家族、練習相手になってくれる人、他にも大勢の方の支えがあってこの舞台に立つことができるので感謝の気持ちを忘れずにパラリンピックに臨みます」――パリパラでの抱負、目標を?「現在の私のランキングでは一つ勝つことも難しいですが、一つひとつの試合を丁寧に勝ち抜き、金メダルを目指します。きれいな一本で相手を投げて勝ちたいですが、それにはこだわらず、寝技でも、返し技でも、持てる技はすべて出し切って勝ちにいきます」――自分にとって柔道とは?「私にとって柔道とは、学生の時は部活として、社会人になってからは趣味として、企業に所属して柔道をしている現在は仕事であり、生活の一部です。視覚に障がいがありいろいろとできないことが多いなかで、柔道に打ち込むことで気持ちも晴れてくるので心の支えでもあります」伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社1978年生まれ 埼玉県出身――パリパラ代表になった気持ちは?「素直にうれしいです。2度目のパラリンピック出場で、ワクワク感と緊張感でいっぱいです」――パリパラでの抱負、目標を?「自分より20~25cm身長の高い相手と戦うので、小さな体をフルに使って、一戦一戦を勝ち上がってメダルを獲って日本へ帰りたいです!」――パラ柔道の魅力、おもしろさを?「組んでから始まるため組み手争いがなく、互いに技を掛け合い激しい試合になることが一番の魅力です」――自分にとって柔道とは?「なくてはならないものです。大ケガをした時に、柔道の大切さと、柔道ができる健康な体のありがたさと、柔道で多くの方々のサポートを受けていることを感じました!」伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社1997年生まれ 千葉県出身土屋美奈子加藤裕司小川和紗
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