ラム東京大会(以下、GS東京)の翌日4日より、場所を講道館に移して、2022年同様、国際合宿を開催しました。今回はパリ・オリンピックを7か月後に控え、ポイント獲得のため過去最多となる選手たちがGS東京に集い、併せてIJFワールドツアーの年内最後の大会だったこともあり、前回を大きく超える柔道家が本合宿に参加しました。今回の合宿は例年より長い2週間のスパンで実施し、シニア強化選手はもちろんのこと、次代を担うジュニア強化選手たちへの貴重な経験・練習の場としての活用に重点を置きました。ら、国内ジュニア年代の強化選手たちを招集しました。初の試みとして合宿期間中に国籍関係なく希望者を募って団体戦形式での試合や礼法の講習機会を設けるなど(ジュニア強化からの提案)、参加者にとって非常に有意義な経験となりました。週目が41か国・地域から383名、そして日本人選手が2週合計で延べ1604名と、講道館に世界中からの柔道家が所狭しと集いました。練習の前後では、お互いに友好を深める場面も多く見られ、参加したコーチたちからも一様に素晴らしい合宿だったとのコメントをいただきました。コロナ禍においてはこうした活動がすべて止まっていたことがもう遠い昔のように感じるほど、熱く有意義な合宿となりました。納師範の説かれた『自他共栄』の精神を実践していきたいと思います。そして、参加した選手たちがパリのオリンピックに一人でも多く出場し、お互いの全力を尽くして競い合うことを心より期待しております。2023年12月2、3日に開催されましたグランドス計画段階より、こうした状況が予想されたことから、各務、野瀬両ジュニアヘッドコーチと連携を取りなが1週目が60か国・地域より選手・コーチ667名、2火花の散るような激しい稽古が繰り広げられるなか、今後もこうした合宿の機会を設けることによって、嘉(国際委員長・山田利彦)18▼合宿参加者による集合写真(男子)▲合宿参加者による集合写真(女子)。強化のみならず交流という点でも大成功だったまいんど vol.39
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