最後の１枠、１００㎏級に内定したのはウルフアロン！ＧＳパリ優勝で決める！100㎏級の代表内定を勝ち獲ったウルフアロン「代表に選ばれるところがスタートライン、ここからは自分で計画を立てて進めることができるので少し安心しています。（試合で）負けが続いているときは『辛いな』というふうに思いました。ただ、自分はやはり柔道が好きなので、好きなもので負けたくないという気持ちは強かったです。その時期に、自分自身の柔道に対する向き合い方を考えましたし、周りでサポートしてくれる人たちからいろいろな言葉をかけてもらい、自分がどこを目指しているのかを確認することができました。そういったなかで今回結果を出すことができ、改めて自分一人だけの力では、成し遂げられなかったと思いました。 オリンピックの連覇というのは前回優勝した人間だけにチャンスがあると思うので、そこをしっかりと意識しながら準備して2連覇したいと思います。 ただ、いまの状態では連覇できる可能性はほぼないかなと思っています。これからの５か月間をどうやって過ごすかによって、そのパーセンテージをいかに上げるか。100％というのはないと思いますが、いかに100％に近づけるのか。どう勝つ準備をするかというよりは、どう負けないか。負けない準備をすることによって勝つことができると思うので、負けないための準備をしっかりとして勝つ可能性を上げていきたいと思っています」Road to Paris パリ・オリンピックまで、あと5か月！［男子100㎏級］ ウルフアロン （パーク２４）2月2日(金)～4日(日)、フランスで開催されたグランドスラム・パリで見事優勝を果たし、パリ・オリンピックの代表内定を勝ち獲ったウルフアロン（パーク２４）。2月14日(水)に行われた強化委員会において「全員一致」で決定、翌15日(木)に会見を行いました。連覇がかかるウルフ選手に、いまの率直な思いを聞きました。
元のページ ../index.html#14