9月24日(日)~27日(火)の4日間、中国・杭州の蕭山臨浦体育館において第19回アジア競技大会・柔道競技(2022/杭州)が行われました。日本からは個人戦各階級に1名、男女合わせて14人が出場。男子では66㎏級の田中龍馬(筑波大4年)、女子では48㎏級の角田夏実(SBC湘南美容クリニック)、63㎏級の髙市未来(コマツ)、70㎏級の田中志歩(JR東日本)の3人が優勝を果たしました。 また、最終日27日に行われた団体戦では、日本が全試合4-0という素晴らしい内容で優勝を飾りました。男子は振るわず。優勝は66㎏級の田中のみ■男子【60㎏級】近藤隼斗(国士舘大4年)は、初戦のアラート(クウェート)に大車で快勝しましたが、準々決勝でヤン・ユンウェイ(台湾)に反則負け(指導3)、敗者復活戦でもスフィエフ(タジキスタン)に内股透で敗れ7位となりました。【66㎏級】田中龍馬(筑波大4年)は2回戦のナカノ(フィリピン)を袖釣込腰、準々決勝のバヤンムンフ(UAE)、そして準決勝のアン・バウル(韓国)を 「指導3」反則で退けて決勝進出。決勝で難敵ヨンドンペレンレイ(モンゴル)を一本背負投「技あり」で破り、優勝を果たしました。【73㎏級】日本代表はパリ・オリンピック代表内定選手の橋本壮市(パーク24)。橋本は2回戦のテラダ(タイ)、準々決勝のサギナリエフ(キルギス)を袖釣込腰「一本」、準決勝のホジャゾダ(タジキスタン)を袖釣込腰「技あり」で破るも、決勝でユルドシェフ(ウズベキスタン)に肩車で「技あり」を奪われ惜敗しました。【81㎏級】老野祐平(帝京平成大4年)は、2回戦のタタラシヴィリ(UAE)をGS反則「指導3」、準々決勝のゲレルツヤ(モンゴル)を小外刈で破りましたが、準決勝でイ・ジョンファン(韓国)に「指導3」反則負け。しかし、3位決定戦ではゲルベコフ(ブルネイ)をGSの末、内股で破り銅メダルを獲得しました。【90㎏級】田嶋剛希(パーク24)は1回戦のアチルディエフ(トルクメニスタン)を袖釣込腰で破りましたが、2回戦のハン・ジョヨプ(韓国)に「指導3」反則負け。無念の2回戦敗退となりました。【100㎏級】ウルフ・アロン(パーク24)は初戦のゾロエフ(キルギス)を大内刈で破るも準々決勝のシャルハン(カザフスタン)に反則負け(指導3)。敗者復活戦のマジャノフ(トルクメニスタン)を内股「一本」で破るも3位決定戦でコストエフ(UAE)に体落「技あ り」で敗退。5位に終わりました。【100㎏超級】太田彪雅(旭化成)も初戦はインドネシアの選手に合技で快勝しましたが、続く準々決勝のキム・ミンジョン(韓国)にGSで、谷落で一本負け。敗者復活戦を勝ち上がりましたが3位決定戦でユスポフ(ウズベキスタン)に横車で一本負け。メダルには届きませんでした。個人戦の優勝は女子3階級、男子1階級団体戦は失点0の完勝V!第19回アジア競技大会柔道競技2023.9.24~27 中国・杭州アジア大会日本代表選手団 ©Kyodo News22まいんど vol.38
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