まいんど vol.37 全日本柔道連盟
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Contents巻頭特集新体制スタート!中村真一会長インタビュー 4特集②柔道界のグランドデザイン長期育成指針って何だろう? 8特集③Road to Paris4選手がパリ・オリンピック代表内定! 12パリ・オリンピック出場権およびシード権の重要性 14大会事業課&審判委員会からの柔道衣コントロール改正に関する重要なお知らせ 16連載普及の広場~柔道を「続けよう」「始めよう」~ 20やわらたちのセカンドキャリア 22やわら通信 24L’Esprit du Judoコラボ企画 26THE柔道人 28伝統を歩く 32海外「JUDO」ホントのところ 34柔道ゼミナール~栄養&レシピ編 36委員会インフォメーション 40FROM事務局 462023.9 Vol.37 この度、公益財団法人全日本柔道連盟会長に就任いたしました中村真一です。柔道界のレジェンドである山下泰裕前会長の後任を務めることとなり、その重責に身の引き締まる思いではありますが、柔道界の発展のために鋭意努力してまいります。 私は小学校時に柔道を始め、大学・社会人まで続けてきました。競技者としての実績については、自慢できるものはありません。しかしながら、その後も日本製鉄の柔道部や全日本実業柔道連盟との関わりを続け、柔道界の多くの方々と交流し、柔道から多くを学び、現在の私があると思っています。 2019年から全柔連の外部理事・副会長として、山下前会長を補佐してきました。コロナ禍でみなさんとの直接対話の機会が少なかったことが残念でしたが、微力ながら全柔連の運営に携わってまいりました。今般、山下前会長より、柔道の普及振興、そして柔道の持つ価値を広く浸透させるために、実業界の経験・知見を活かしてほしいとのお話をいただき、大いに悩みましたが、お引き受けすることといたしました。また引き受けた以上は、全力を尽くして職責を全ういたしますので、みなさまのご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。 全柔連の運営にあたっては、宗岡正二元会長から山下前会長に受け継がれました「変えるべきところは変え、変えてはならないものは守り抜く」の精神をしっかりと堅持してまいります。取り組むべき課題の一つ目は、ガバナンスを継続的に強化していくことです。コンプライアンス遵守を徹底し、リスクマネジメント体制を持続的に向上させていきます。 そして最大の課題は、山下前会長から託されました柔道の普及振興、そして柔道の価値浸透をどう具現化していくかということです。山下前会長は柔道の普及振興に向けてさまざまな取り組みを実施されました。まさに広く種まきをされたということです。そして、柔道界の今後の方向性を示す戦略的グランドデザインとして「長期育成指針」を作成されました。この「長期育成指針」を多くの柔道関係者間で共有し、種まきした諸施策を組織的に育てて刈り取っていくことが、私の役割であると認識しています。そのためにも、現場の声をよく聞き、関係者・関係組織のご意見を賜りながら全柔連を運営してまいりたいと考えております。 さて、パリ・オリンピックまで1年を切りました。トップアスリートの活躍は、柔道普及振興の重要な要素であります。金野潤強化委員長以下、関係者総力を挙げて準備を進めており、国民のみなさまに感動を与えられるオリンピックにしたいと思います。 以上、縷々申し上げましたが、柔道が持つ「人づくり・人間教育」の価値を多くの人と共有し、柔道に関わる人を増やし、「社会に貢献し、社会から信頼される柔道界」を目指して全力を尽くす所存です。みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。公益財団法人全日本柔道連盟会長中村真一「社会に貢献し、社会から信頼される柔道界」を目指して全力を尽くす3まいんど vol.37

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