まいんど vol.37 全日本柔道連盟
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国際柔道連盟試合審判規程の解釈変更に伴う国内大会への適用について 2023年3月25日に国際柔道連盟より審判規程の解釈変更が発表され、先般開催された2023年カタール・ドーハ世界柔道選手権大会でも適用されたことにより、日本国内でも早急に適用する必要があります。 全柔連主催大会では、2023年6月1日よりこれを導入しておりますが、各主催団体におきましては、必要に応じて施行期間に猶予を設ける等も含め、導入時期を検討していただきますようお願いいたします。変更された主な内容①技ありの判断基準について【変更前】 技ありの基準は、体側全体が90度以上背中側、もしくは片方の肩と背中上部が接地した場合とする。体側全体は、腰と肩のポジションをみること。【変更後】 技ありの基準は、肩の軸に対して体側上部が90度かそれ以上後ろ側に倒れている場合、もしくは片方の肩と背部上部が接地した場合とする。体側上部は、肩のポジションのみを見ること。(下記の国際柔道連盟資料参照)②GS時における「抑え込み」の扱いについて(I J Fがドーハ世界選手権に発表)【変更前】 寝技において、「抑え込み」の場合、選手自身が解かない限り20 秒(一本)まで継続される。ただし、途中で抑え込まれている試合者が絞技・関節技を施し、「参った」または「落ちた」場合、時間に関わらず逆転を認め、抑え込まれている試合者が勝利となる。【変更後】 寝技において、「抑え込み」の場合、10秒が経過した時点(時計係はブザーを鳴らす)で「技あり、それまで」が宣告される。※各大会においては、時計の設定および係員への周知をお願いします。ただし、時計の設定等の理由により運用できない場合は、施行期間に猶予を設ける等の対応をお願いします。▲国際柔道連盟資料GSでの抑え込みは、「技あり」確定時点で終了に

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