5月7日(日)~13日(土)、カタールの首都ドーハで世界柔道選手権大会(個人)が開催され、日本からは男女各7階級に9人、合計18名が出場。女子は4人が優勝した他、1人が準優勝し1人が3位入賞。また、男子は1人が優勝し、1人が準優勝、3人が3位入賞を果たしました。パリ・オリンピックまであと1年ということもあり、どの階級もかなりのハイレベル。来年のパリに向けて、多くの課題と刺激の得られた大会でした。 また、14日(日)に行われた男女混合団体戦は、初戦(2回戦)から苦戦の連続でしたが、決勝でフランスに3-3からの代表戦の末に辛勝し、6連覇を達成しました。阿部が背負投(写真)などで優位に試合を進め、丸山の「指導3」反則で勝利丸山城志郎(左)と阿部一二三、日本人対決となった66㎏級決勝66㎏級表彰。左が準優勝の丸山、その隣が優勝の阿部2023ドーハ世界選手権大会日本、女子4階級、男子1階級で金メダル!66㎏級の阿部一二三が優勝!丸山が2位、橋本、永瀬、村尾が3位入賞果たす巻頭特集Road to Paris パリ・オリンピックまで、あと1年!■男子【60㎏級】大会連覇を狙う東京オリンピック金メダリストの髙藤直寿(パーク24)は、準々決勝のセリクバエフ(カザフスタン)まで順調に勝ち進みましたが、準決勝で、ガリーゴス(スペイン)に釣込腰で一本負け。3位決定戦でもイ・ハリン(韓国)に「指導3」反則負けを喫し無念の5位に終わりました。【66㎏級】東京オリンピック金メダリストの阿部一二三(パーク24)と3度目の世界選手権優勝を目指す丸山城志郎(ミキハウス)の両選手が、他を圧倒する強さを発揮して決勝へ進出。世界中の柔道ファンが固唾を飲んで注目した両選手の戦いは、緊迫した接戦となりましたが、組み手、技数で阿部がわずかに優位に試合を進め、丸山の「指導3」反則負けで決着。阿部が世界選手権4度目の優勝を果たしました。【73㎏級】日本代表は昨年準優勝の橋本壮市(パーク24)。2回戦の難敵シャヴダドゥアシビリ(ジョージア)に足車「技あり」、続く3回戦のホジャゾダ(タジキスタン)にも体落「技あり」で優勢勝ちして順調に勝ち上がりましたが、準々決勝のストンプ(スイス)に払釣込足で一本負け。気を取り直して敗者復活戦のノモノフ(ウズベキスタン)を「指導3」反則で破ると3位決定戦では、ヘイダロフ(アゼルバイジャン)に体落で快勝。3位を確保しました。【81㎏級】日本代表は東京オリンピック金メダルの永瀬貴規(旭化成)。1回戦から登場の永瀬は、冷静な試合運びで勝ち進みましたが、準々決勝で、韓国の若き精鋭イ・ジョンファンにGSの末、小4まいんど vol.36
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