まいんど vol.36 全日本柔道連盟
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委員会 Information令和4年度「第5回全国安全指導連絡会」は、オンラインで開催しました。昨年度までは、各都道府県の安全指導委員1名の代表者で行われていましたが、今年度は、より多くの指導者に参加していただけるよう各都道府県5名まで参加できるよう案内をし、連絡会を開催しました。開催趣旨[要約](磯村元信委員長)「全国の都道府県柔道連盟の関係者及び安全指導員のみなさまのご尽力により、近年、重大事故は減少傾向にありましたが、今年度に入って頭部打撲による急性硬膜下血腫が5件、そのうち重大事故、準重大事故が3件、残念ながら1名が死亡に至っています。練習や試合で頭部打撲よる重大事故の発生する危険性が極めて高くなっています。この現状を踏まえ、一層の事故防止対策や啓発活動等の徹底をよろしくお願いします。コロナ禍が終息に向かうこれからが重大事故を防止する正念場ではないかと考えています。本日の連絡会が重大事故の根絶に向けた有意義な機会になることを期待しています」事故につながる危険な場面の解説 本委員会と審判委員会で共同制作した実際の試合から抜き出し頭部、頸部の重大事故につながる危険な場面の映像資料を視聴し、事故防止及び審判規定や審判の在り方の改善に向けた解説を行いました。特に、少年大会において少年規定で反則行為とされる文言と実際の試合判定の実態を映像で見比べ、少年柔道における危険な場面の解説も行いました。(松永大吾委員)全国柔道事故被害者の会倉田久子氏講演「柔道事故防止と事故対応―息子の事故が教えてくれたことー」を題材に、ご自身の体験を元に、事故の発生要因、柔道事故の未然防止、事故が起きたときの対応について講話をしていただきました。安全指導冊子【第6訂版】の解説『柔道の安全指導―柔道の未来のために―』第6版の改訂についての説明を行い、医科学委員会と共同で行った第5版から修正・加筆した内容及び最新データの解説をしました。(三戸範之委員)指導者の講演(島根県大田市立大田西中学・濱岡睦月氏)「保健体育、武道(柔道)の実践について」、「部活動での実践について」の講話をしていただきました。保健体育の授業では、教材の活用、ゲストティーチャーや授業協力者の活用等を工夫して、安全で興味、関心を持つ生徒が増えるような取り組みを、また、部活動では、ウォーミングアップの工夫やケガ防止の取り組みとして行っている受身練習、打込、形練習等についてご紹介いただきました。第5回全国安全指導者連絡会アンケート 連絡会後に行ったアンケートでは以下のようなご回答をいただきました。■主な感想「安全に気をつけることが何よりも大切だということが強く感じられた」、「被害者の会・倉田様の講演を聴講できたことが、大変貴重な体験となった」、「ケガ防止対策の強化と周知徹底の必要性を感じた」等■連絡会に関する主な要望や改善点「対面で実施してほしい」、「今後もWEBで実施してほしい」、「開催日を早期に決定して都道府県に伝達してほしい」、「事前に講習会の資料を配布してほしい」、「複数回開催してほしい」等。 貴重なご意見をいただきありがとうございました。

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