まいんど vol.36 全日本柔道連盟
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 新型コロナウイルス感染症による入場制限もなく、恒例の4月29日(昭和の日)に、東京・九段の日本武道館で開催された今年の全日本柔道選手権大会。 5月7日からカタールのドーハで開催された世界柔道選手権大会の代表である、昨年優勝の斉藤立(国士舘大学4年)と2位の影浦心(日本中央競馬会)らは出場しなかったものの、全国の予選を勝ち抜いた総勢40人の精鋭が、1回戦から「これぞ全日本選手権!」という素晴らしい試合内容を繰り広げ、観客を魅了しました。 決勝には、全日本選手権出場11回、過去3度の優勝を誇る王子谷剛志(旭化成)と、令和2年の王者であり、この4年間で3度の決勝進出を果たしているベテラン・羽賀龍之介(旭化成)の2人が進出。東海大学、旭化成の先輩・後輩(羽賀が1歳上)ということで、手の内を知り尽くした両者の対戦は、一進一退の接戦となりましたが、決定的なポイントなく両者「指導2」の状態でGS延長に突入。トータル試合時間9分近い消耗戦の末、最後は王子谷が渾身の力を振り絞り、内股、左一本背負投と連続でかけていったGS4分56秒、羽賀に3つ目の「指導」が与えられて決着。王子谷が4度目の王座に輝き、激闘を繰り広げた両選手に大きな拍手が送られました。■全日本柔道選手権大会結果優 勝・王子谷剛志(旭化成)準優勝・羽賀龍之介(旭化成)第3位・田嶋 剛希(パーク24)第3位・太田 彪雅(旭化成)第5位・髙橋  翼(国士舘大学4年)第5位・小川 雄勢(パーク24)第5位・原沢 久喜(長府工産)第5位・一色 勇輝(日本中央競馬会)90㎏級の田嶋剛希(左から3人目)が3位に入る活躍を見せ、大会を盛り上げた。写真はベスト8に入った選手たち

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