第38回皇后盃全日本女子柔道選手権大会では、4月23日(日)、神奈川県横浜市の横浜武道館で開催されました。 昨年優勝の冨田若春(コマツ)が大会直前のケガにより欠場。そして、昨年準優勝で推薦選手の橋本朱未(吉川工業)が2回戦の衣笠裕美子(環太平洋大学4年)に縦四方固で敗退し、さらに、元世界王者の朝比奈沙羅(ビッグツリー)も3回戦で宇野友紀子(JR東日本)に「指導3」反則負けで敗れるなど、波乱模様の展開となった今年の皇后盃。準決勝には池田紅(東海大学3年生)、梅木真美(ALSOK)、泉真生(コマツ)、児玉ひかる(SBC湘南美容クリニック)の4選手が進み、梅木が池田をGS2分3秒の送襟絞、児玉は泉をGS2分57秒の内股「有効」で破って決勝進出を果たしました。 どちらが勝っても初優勝という、梅木と児玉の決勝対決は、児玉が開始30秒に大内刈で「有効」を先行しましたが、そこから体重では30㎏下回る梅木が奥襟をとって組み勝ち、大外刈、小内刈で攻め込んで「指導」2つを奪うなど児玉を圧倒。最後は、児玉が前に伏せたところを崩し、腕緘を極めた状態で横四方固に抑えて「一本」(3分0秒)。逆転勝利で見事初優勝を果たしました。■皇后盃全日本女子柔道選手権大会結果優 勝・梅木 真美(ALSOK)準優勝・児玉ひかる(SBC湘南美容クリニック)第3位・池田 紅(東海大学3年)第3位・泉 真生(コマツ)第5位・宇野友紀子(JR東日本)第5位・瀬川 麻優(ALSOK)第5位・米川 明穂(筑波大学4年)第5位・杉村美寿希(東海大学2年)決勝。梅木が腕緘を極めながら横四方固で児玉をがっちりと抑え込む。児玉は腕を極められまったく動くことができなかった左から2位の児玉と3位の池田、泉
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