令和2年4月「部員0」が現在は20人近くに増加。「繋がりを大切に」先生も生徒と一緒に学んでいるという2022年度「少年少女柔道普及振興基金(白石基金)」表彰内定団体一覧ら受け継いだものです。県大会で入賞したい生徒から、市内大会で1勝したい生徒、練習に参加することが目標の生徒もいます。個々に合った目標を決め練習しています。岡崎市柔道会の先生も外部コーチとして週1度指導をしていただいていますが、練習の始まる前には「楽しくやりましょう」と声をかけてくださいます。少しでも良くなったところを見つけてほめていただいたり、技が決まらなくて悩んでいる生徒には技術的な指導を的確に教えていただいたりしています。一生懸命やりながらも楽しそうという雰囲気が、部活動見学の生徒や部員の弟や妹たちに伝わることで多くの部員が入ってきてくれるのではないかと思っています。矢作中学校の柔道部は、多くの先生方のおかげで柔道を好きになって卒業してくれる生徒がとても多いです。いかに楽しく柔道ができるかを先生や生徒たちと考えながら、日々練習しています。我逢人柔道で繋がる出逢いを大切にして三重県海星高等学校小林一憲令和2年4月、部員が0人になった本校柔道部は、声をかけて入ってくれた「たった一人の初心者」のおかげで今日に繋がっています。令和3年度には男子校から共学となり、女子部員もたくさん入ってくれました。令和4年には金鷲旗大会にも出ました。部員一人ひとりが選手として、また高体連や県協会主催の大会では他校の部員とともに補助員として、三重県の柔道に貢献してくれています。そのような彼らを尊敬し、誇りに思っています。今年度から顧問として加わってもらった山本瑠那先生はじめ、保護者、OBや指導に来てもらう方々、一緒に稽古してもらう学校、応援してもらう本校職員、サポートしてもらうすべての方々のおかげで今日の「海星柔道部」があります。前任の顧問であり恩師の川村厚志先生は、30年以上部を繋いでこられました。一人のOBとして、その灯を絶やさぬよう日々思案しています。「大切な存在を守れる強い人間になりたくないか?」「一緒に海外で柔道してみないか?」「体を鍛えるのは好き?」。毎年4月、とにかく声をかけています。もし声をかけた生徒すべてが入部してくれていたら、部員数は今の何倍かになっているでしょう。しかしながら現実は厳しいです。野球部やサッカー部など他の運動部を退部した生徒がいれば顧問に教えてもらい、声をかけています。昨年10月にも新たに2年生が1人加わりました。卒業までに初段取得を目指しています。柔道を通して何ができるようになるのか。これまで非柔道の世界にいた人間が柔道を始めるためにはいろいろなハードルを越えなければなりません。そこにメリットを感じなければ入りませんし、もちろん続きません。私自身も高校から始めました。未経験者だからこその「できない」から「できる」への進化や一生懸命な姿が素晴らしく、私自身も学ばせてもらっています。最近、教え子が指導者になりました。この繋がりを大切にして、これからも柔道を繋いでいきたいです。2022年度少年少女柔道 普及振興基金(白石基金)表彰2022年度少年少女柔道普及振興基金表彰に関して、表彰団体が決定いたしましたので発表いたします。〈基金の名称について〉基金の名称の「白石」は、熊本県で少年柔道の指導に生涯を捧げられた故白石禮介氏のご遺族が、少年少女柔道の振興を目的に全柔連に寄付された基金を運用していることにちなみます。〈選考基準〉少年少女柔道の普及・振興に努め、①小学生および父兄等への柔道MINDの啓発に真摯に取り組んでいる、②コンプライアンス理念の実践・徹底を図るなど具体的な施策に取り組んでいる、③柔道を通じ、地域と密接な交流を図るなど地域活動に積極的に貢献している。上記の取り組みについて顕著な実績が認められる道場やスポーツ少年団などの団体を表彰しています。表彰対象に関しては、全国少年柔道協議会中央委員会・コンプライアンス委員会・教育普及部会・柔道MINDプロジェクト部会の各委員長・部会長、全柔連事務局長で構成されている「少年少女柔道普及振興基金(白石基金)運営・選考委員会」にて毎年選考を行っております。№ブロック都道府県連盟・協会2022【表彰内定団体】団体代表者1関 東茨城県柔道連盟平成館 佐藤道場佐藤 勇2埼玉県柔道連盟川口市柔道連盟クラブ堀 基博3北信越石川県柔道連盟輪島柔道教室井前 本康4東 海岐阜県柔道協会神戸柔道クラブ児玉 和孝5三重県柔道協会松阪市武道館柔道教室 榊 吉治6中 国(一社)山口県柔道協会岩国少年柔道クラブ窪田 利正7四 国香川県柔道連盟牟礼柔道スポーツ少年団中村 卓史8九 州大分県柔道連盟臼杵市柔道連盟少年部安東 鉄男28まいんど vol.35
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