フランスの人気柔道専門誌L’ Esprit du Judo (Spirit of Judo/柔道の精神)フランスから見た大野将平〈芸術家〉Text/Olivier Remy/L’Esprit du Judo フランスで『柔道の芸術家』と称され尊敬される大野将平。引退報道には多くのフランス人が驚きの声を上げた2021年東京オリンピックにて ⒸPaco Lozano/Spirit of Judo大野将平引退のニュースが フランス人に与えた衝撃「大会は残念だ。パリで彼を見たかった…」「将平ダメだ、今じゃない! 3度目のオリンピックタイトルを獲得しなくてはいけない」「悲しい」「ボス」「一番才能のある人」「この類まれな実績に感謝します、チャンピオン」「喪の日」「伝説」「これ以上証明する必要がないほど並外れた柔道家!なんて才能、率直にかっこいい」「したがって、彼が橋本と戦うのを見ることができないのは残念だ」「私のアイドル」「柔道の芸術家」「悲しいことですが、『引退』するのに適切な時期を知っているのは彼だけであり、これは尊重されなければなりません。彼の決断には賢明さがあると確信しています。これからも新しいステージでがんばってください」12月15日にジャパンタイムズが報じた大野将平選手引退のニュースは、フランスの雑誌「L'Esprit du Judo』によってヨーロッパですぐに伝えられ、フランスのソーシャルネットワーク上の何百人もの匿名の人々から、さらに多くのコメントが寄せられました。彼のInstagramアカウントにはテディ・リネール自身のものもありました。「オリンピックの素晴らしい瞬間をあなたと共有できたことを光栄に思います。あなたは私たちのスポーツで最も偉大な選手の一人であり、私の目には伝説であり続けるでしょう。新生活の成功を心よりお祈り申し上げますとともに、畳の上や外でお会いできることを願っております。#legend.」この2人の選手が天理の畳の上で一緒にいる様子を示したこの1 つの出版物には、25,000の〝いいね〟がつき、すべての国のチャンピオンからも豊富な
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