まいんど vol.34 全日本柔道連盟
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Report&News!▲第3回全日本ID柔道大会参加者と関係者集合写真 また育成選手の頑張りと、新人選手が出てきたこともうれしく「強くなりたい」「強化選手になりたい」「日本代表となって国際大会で戦いたい」「パラリンピックに出たい」という真面目で素直な気持ちが伝わり、非常に画期的な大会でした。 組んで始まる視覚障害者柔道で外国人に勝つためには、パワーとスタミナが必要不可欠です。有利な組み手となり、自分の柔道をするためにも、日頃から体幹を鍛え、筋力を付けることが重要です。※なお大会のハイライト動画は、YouTube【第37回視覚障害者柔道大会ハイライト】でご覧いただけます。(視覚障害者柔道連盟) 8月19日、20日に東京都八王子市の日本文化大學で男子35名、女子10名の選手が参加し、新型コロナウイルス感染拡大により中止となっていた全日本ID柔道大会が3年ぶりに開催されました。 この大会は2日間で行われ、初日の19日はクラス分けおよび合同練習会で、さまざまな運動や乱取から参加選手のスキル確認が行われ、レベルごとに男子12リーグ、女子4リーグに分けられました。 練習後は久しぶりに会う選手が仲良く大会入場ゲートの飾りつけ用の風船を膨らますなど、ID大会ならではの和やかな光景が見られました。 20日の大会当日は山下泰裕会長やブランディング戦略推進特別委員長の井上康生氏も出席され、試合の合間に記念撮影を行うなど、選手、保護者および関係者も大変喜ばれていました。 試合は新たに全日本柔道連盟に承認された、【ID柔道試合審判特別規程】によって行われ、コーチ会議を複数回実施してのルール確認、禁止行為等はゼスチャーのみではなく、わかりやすい言葉で選手に理解してもらい、マイクを使用し指導者や観客に声が届く等、安全に試合を行うための工夫を多く取り入れました。 大会は指導者のご理解や日頃からID柔道試合審判特別規程に則ったご指導により、前回大会よりも選手の技術向上や成長が見られ、大きなケガもなく無事に大会を終了することができました。 多くの関係協力団体、学生ボランティア、また第1回から会場提供をいただいている日本文化大學に対して感謝の意を表するとともに、今後も知的に障がいがある人でも、安全に安心して柔道を楽しめる環境を整え、普及・振興に努めてまいります。【試合結果】■Aグループ(男子)優 勝 住田 蓮弥(広島県)準優勝 池垣 仁喜(東京都)第3位 猿田  望(神奈川県)■Bグループ(男子)優 勝 山本  究(茨城県)準優勝 中川  龍(千葉県)第3位 發知 優斗(神奈川県)■Cグループ(女子)優 勝 飯塚 京美(島根県)準優勝 樋口 恵子(北海道)第3位 藤原由里香(熊本県)■Dグループ(男子)優 勝 池田 祐一(大阪府) 準優勝 丸内 逸輝(京都府)第3位 青木 龍太(※ボランティア選手・日本文化大學学生)■Eグループ(男子)優 勝 市川 剛士(北海道)準優勝 稲葉 乃知(静岡県)第3位 小林  陸(神奈川県)■Fグループ(女子)優 勝 鈴木 優心(千葉県)準優勝 赤尾 知美(※ ボランティア選手・日本文化大學学生)第3位 渡邊 碧彩(※ ボランテイア選手・日本文化大學学生)■Gグループ(男子)優 勝 高江洌ケンゾウ(三重県)準優勝 小齊 恭吾(秋田県)第3位 中村 貴斗(北海道)■Hグループ(女子)優 勝 木村 彩乃(滋賀県)準優勝 曽根 柚希(神奈川県)第3位 樋口 綾子(北海道)敢闘賞 田中  凛(神奈川県)■Iグループ(男子)優 勝 友安 隼世(広島県)準優勝 外山  希(千葉県)第3位 松田  尚(神奈川県)■Jグループ(男子)優 勝 髙部 勇翔(神奈川県)準優勝 渡辺  豊(北海道)第3位 近藤 優樹(愛知県)■Kグループ(男子)優 勝 福田歩美也(神奈川県)準優勝 片岡 悠斗(北海道)第3位 榊原 大冴(愛知県)■Lグループ(女子)優 勝 竹上公明子(愛知県)準優勝 宮下 友紀(神奈川県)第3位 伊東美依那(※ボランティア選手・わらしべ会職員)■Mグループ(男子)優 勝 小泉  裕(山梨県)準優勝 福村  翼(神奈川県)第3位 藤浪 智矢(静岡県)■Nグループ(男子)優 勝 濵田王子朗(神奈川県)第3回全日本ID(知的障がい者)柔道大会開催!15まいんど vol.34

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