まいんど vol.32 全日本柔道連盟
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ラスポーツ協会への登録及び日本パランピック委員会(JPC)への加盟がかないました。これにより、Virtus(国際知的障がい者スポーツ連盟)の大会への参加資格を得ることができました。内部規程として知的障がい者柔道競技者規程や強化指定選手選考規程も整えられ、11月にはオーストラリア・ゴールドコーストで開催予定のVirtus主催「第1回オセアニア・アジア大会」への参加を目指しています。 そして、知的障がい者柔道振興部会がスタートしてから今年で5年目となる節目に、改めて全国ID柔道の現状を把握することを目的として、全国の団体(道場・クラブ)、中学校柔道部の指導者及び知的に障がいのある柔道愛好者の保護者を対象としてアンケート調査を実施しました。ご協力いただきましたみなさまには心より御礼を申し上げます。今後、この調査内容を精査したうえで、各地区におけるID柔道講習会等の開催をはじめ、各事業に生かしていきたいと考えています。 引き続き、「知的障がい者柔道の指針・ミッション」に基づき事業を進めていく所存です。今後もお力添えを賜りますようよろしくお願いします。 (部会長 濵名智男)形部会柔道形のさらなる普及を目指して「形」は、柔道の基本で文法と作文で車の両輪と同様であるとされています。柔術時代には、その流派の形が指導され、その稽古を行いました。形の稽古から技術が進歩するにつれて攻撃防御も果敢になり「形残り」と称される練習法が行われるようになり、現在の「乱取」の原形になったと言われています。 現代でも「形稽古」から「乱取」に進展させる方法が考えられるのではないでしょうか。形によって、柔道の基本である礼、進退動作、受身、技の理合(崩し、作り、掛け)などを学ぶことができます。週に1度、また稽古の始めと終わりに導入してみることも柔道をより良く知る手段になるでしょう。 修行の段階を示す言葉として、守(基本の習得)・破(応用)・離(創造)があります。このように形の習得を行っていくことにより自身の能力に合った形を学ぶことができます。 コロナ禍において、柔道の取り組みがかなり制限されておりますが、感染拡大防止に留意しながら形の普及を行っておられるグループも数多くあります。この状況下で何ができるか、都道府県柔道連盟の方々のご協力をいただいて、形の普及と振興に努めていきたいと思います。(部会長 松井 勲)審判委員会IJFのルール改正のお知らせ IJFではオリンピック後に毎回、選手の安全を第一に考えながら、よりダイナミックでさらに解りやすくするためのルール高橋 進委員長鎌塚智樹 部会長小志田憲一 部会長松井 勲 部会長濵名智男 部会長

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