まいんど vol.32 全日本柔道連盟
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 新型コロナウイルスはまだまだ収束とはなりませんが、柔道界も、段階を踏みながら、コロナ禍前のような大会開催を目指し、着実に動き始めています。 今年度最初の全柔連主催大会、4月2日、3日の全日本選抜体重別選手権大会(福岡国際センター/以下、選抜と表記)を有観客で実施。そして、4月17日の皇后盃全日本女子選手権大会(以下、皇后盃)では横浜武道館に、4月29日の全日本選手権大会(以下、全日本選手権)では日本武道館に、入場人数の制限はありましたが、多くの観客をお迎えし、大会を開催することができました。 選手・大会関係者だけでなく、観客のみなさんにも入場の際には、体温測定、手指消毒をしていただき、観客席も間隔を置いた座席指定、館内ではマスクをご着用いただき、選手たちも試合時間以外はマスク着用、試合途中にも定期的に畳の除菌をするなど、徹底的な感染対策を施しての大会開催でした(大会舞台裏の様子はP14を参照)。 そんな状況のなかで開催された大会ということもあり、多くの選手が「大会が無事に開催され、観客のみなさんに見ていただき、たくさん拍手をしていただき、本当にうれしかった。改めて、周囲の方々へ感謝したい」と感想を口にしていたのがとても印象的でした。 選抜では男女それぞれ7人の、階級別日本チャンピオンが誕生。10月6日~13日にウズベキスタン・タシケントで開催される世界選手権大会の代表選手の一部(男子8名、女子7名)が決定しました。 皇后盃では、両ヒザの負傷、手術から復帰した冨田若春(コマツ)が、4回戦で髙橋瑠璃(山梨学院大4年)を内股「技あり」、準決勝の児玉ひかる(東海大4年)を縦四方固で破り、同門対決となった橋本朱未(コマツ)弱冠20歳で日本一に輝いた斉藤立。親子優勝は大会史上初の快挙(亡き父・仁さんは昭和63年優勝)人数制限はあったものの、3年ぶりに有観客で行われた全日本選手権。多くの柔道ファンが迫力ある戦いを楽しんだ(写真は入賞した8名)3年ぶりに、4月29日、聖地とも言える日本武道館で開催された令和4年全日本柔道選手権大会全日本選手権、皇后盃、選抜体重別3年ぶりに有観客で開催!12まいんど vol.32

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