■女子57㎏級優 勝 N.ジャコバ(コソボ)準優勝 S.シシケ(フランス)第3位 芳田司(日本)第3位 J.クリムカイト(カナダ)▶2回戦芳田司〇一本背負投△ルー・トンジュアン(中国)▶準々決勝芳田司〇優勢[技あり]△T.ネルソンレビ(イスラエル)▶準決勝N.ジャコバ(コソボ)GS[技あり] △芳田司▶3位決定戦芳田司〇合技△E.リパルテリアニ(ジョージア)■男子73㎏級優 勝 大野将平(日本)準優勝 L.シャブダトゥアシビリ(ジョージア)第3位 アン・チャンリン(韓国)第3位 T.ツェンドチル(モンゴル)▶2回戦大野将平〇内股△A.ライク(ルーマニア)▶3回戦大野将平〇横四方固△B.チログル(トルコ)▶準々決勝大野将平〇合技△R.オルジョフ(アゼルバイジャン)▶準決勝大野将平GS[技あり]△ツェンドチル(モンゴル)▶決勝大野将平GS[技あり]△L.シャフダトゥアシビリ(ジョージア)大野将平、苦闘の末に連覇達成芳田司は準決勝惜敗も銅メダル◀女子57kg級3位決定戦。芳田の内股が「技あり」◀男子73kg級2回戦。大外刈で攻め込む大野▲女子57kg級表彰。右から2人目が銅メダルの芳田▲男子73kg級決勝。GSにもつれる接戦となったが、最後は支釣込足で「技あり」を奪い2連覇を達成▼男子73kg級表彰。左から2人目が金メダルの大野将平[ 7/26(月) ]■女子57㎏級 2018年バクー世界選手権チャンピオンの芳田司は今大会第2シード。2回戦から登場し、ルー・トンジュアン(中国)に一本背負投で一本勝ちすると、続く準々決勝のネルソンレビ(イスラエル)には袖釣込腰「技あり」で優勢勝ち。順調に決勝ラウンド進出を決めました。 準決勝のジャコバ(コソボ)に対しても、本戦の4分は優位に試合を進めていましたが、GS2分2秒、手足の長いジャコバの小外掛でまさかの「技あり」失墜。3位決定戦に回ることになりました。 失意のなかでの3位決定戦でしたが、芳田は地力の差を見せ、リパルテリアニ(ジョージア)から内股で「技あり」2つを奪って一本勝ち。銅メダルを手中にしました。■男子73㎏級 連覇を狙う大野将平ですが、今大会はノーシードのスタートということで、序盤から強豪との対戦が予想されました。 大野は、2回戦のライク(ルーマニア)に内股で一本勝ち、そして、3回戦のチログル(トルコ)を横四方固で破ると、準々決勝はリオデジャネイロ五輪の決勝で戦ったオルジョフ(アゼルバイジャン)と対戦。このオルジョフに、内股と小内刈の合技で快勝し決勝ラウンド進出を決めました。 準決勝のツェンドチル(モンゴル)とは初対戦ということで、慎重な試合となりましたが、GSに入り、大野が右小外刈で「技あり」を奪い決勝進出を決めました。 決勝は、強豪・シャフダトゥアシビリ(ジョージア)。序盤から力のこもった技の応酬で、まさに手に汗握る接戦となりましたが、GS5分26秒、大野の渾身の支釣込足が「技あり」。大野が2連覇を達成しました。 「この状況下でオリンピックが行われたことに、賛否両論あるのは理解しています。ですが、我々アスリートの姿を見て、なにか心が動く瞬間があれば光栄に思います」8まいんど vol.29
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