委員会 Information東京オリンピック柔道会場で救急搬送の練習をする医療スタッフ●医科学委員が講師として参加した講習会(2021/4~8)(※)出前講習会とは、昨年度より重大事故調査委員会と医科学委員会が協同し、県単位で開催している安全講習会(コロナ禍のため現状はオンライン開催)。各県の柔道連盟·高体連·中体連が運営主体となり、全柔連が講師手配等でサポートする事業。昨年度は、石川県(2020/9/27)、長野県(2021/2/14)で開催。日 付会議名主催者医科学委員講義テーマ参加人数2021/4/10安全指導講習会(※出前講習会)神奈川県高体連宮崎誠司頭部および頸部の事故対応について90名2021/4/18安全指導講習会(※出前講習会)秋田県柔道連盟和田誠之頭部および頸部の事故、熱中症の概要 と対応について130名2021/8/6~7B指導者養成講習会東京都柔道連盟廣瀬伸良頭部挫傷、熱中症、心疾患等。コロナ感染予防対策70名2021/8/15A·B·C·準指導員安全講習会京都府柔道連盟生駒久視コロナ感染予防対策。頭部打撲等による重大事故防止対策120名員15名)、理学療法士・柔道整復師・看護師等の医療スタッフ総勢34名(うち医科学委員1名)で臨み、無事その任務を達成することができました。とくに「担架隊」と呼ばれていた負傷者搬送チームは、この数年間の柔道国際大会(GS東京、GS大阪、世界選手権東京大会)で経験を重ねてきたベテランぞろいであり、また大半が全柔連の救護講習会の修了生でもあり、安心してお任せすることができました。5.さいごに 我々を取り巻く環境は日々刻々と変化しています。今期すでに医科学委員会は3回開催されていますが、ワクチンの問題、変異株への対応、大会参加資格をめぐるPCR検査のあり方など検討すべき課題は後を絶ちません。医科学委員会においては、後半も常に幅広いアンテナと高い問題意識を持ち、医学的な見地から大いに議論をし、全柔連の活動指針の立案に側面から貢献したいと願っております。みなさまのご理解をお願いいたします。
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