[ 特 集 ] 東京2020オリンピック■男女混合団体戦記録優 勝 フランス準優勝 日本第3位 ドイツ第3位 イスラエル▶準々決勝日本 4-2 ドイツ[57kg]阿部詩△GS反則[指導3]〇T.シュトール[73kg]大野将平△優勢[技あり]I.ワントケ[70kg]新井千鶴〇合技△G.スコッチマロ[90kg]向翔一郎優勢[技あり]△E.トリッペル[70kg超]素根輝〇合技△J.クラボフスキー[90kg超]ウルフアロンGS[技あり]△J.フレイ▶準決勝日本 4-0 ROC[73kg]大野将平〇横車△M.モグシコフ[70kg]新井千鶴〇合技△M.タイマゾワ[90kg]向翔一郎〇反則[指導3]△M.イゴリニコフ[70kg超]素根輝〇背負落△A.バビンツェワ[90kg超]ウルフアロン―T.バシャエフ[57kg]芳田司―D.メジェツカヤ▶決勝フランス 4-1 日本[70kg]C.アグベニュー〇合技△新井千鶴[90kg]A.クレルジェ〇GS隅落△向翔一郎[70kg超]H.ディコ△合技〇素根輝[90kg超]T.リネールGS[技あり]△ウルフアロン[57kg]S.シシケ優勢[技あり]△芳田司[73kg]G.シャイヌ―大野将平男女混合団体戦は決勝で惜敗し銀メダル。フランスが初代王座に!▼準々決勝ドイツ戦。向が90kg級銀メダリストのトリッペルから背負投で「技あり」を奪い勝利▲決勝フランス戦。素根がディコを横四方固に抑え、1点を返す▲決勝では敗れたが堂々の銀メダルに輝いた日本チーム▲優勝の瞬間。喜ぶフランスチーム。今回のフランスはチームワークも素晴らしかった▶準決勝ROC戦。新井は、個人戦で死闘を演じたタイマゾワに合技で快勝▶決勝に挑む日本チーム[ 7/31(土) ]■男女混合団体戦 オリンピックで初開催となった男女混合団体戦には、12か国が出場。 第1シードの日本は、初戦の準々決勝でドイツと対戦。[57㎏]のカテゴリーに、52㎏級金メダリスト・阿部詩を起用しましたが、階級上のシュトールに苦戦を強いられ「指導3」反則負け。[73㎏]に出場したエースの大野将平も、ワントケに体落で「技あり」を奪われまさかの敗退。日本はいきなり窮地に立たされました。しかし、[70㎏]の新井千鶴がスコッチマロを小外刈と縦四方固の合技で破ると、[90㎏]の向翔一郎は、銀メダリストのトリッペルを背負投「技あり」で破り同点。[70㎏超]の素根輝がグラボウスキーから大内刈で「技あり」2つを奪い一本勝ちすると、最後は[90㎏超]のウルフアロンがフレイを肩車「技あり」で下し、逆転で準決勝進出を決めました。 準決勝の相手はROC。まず[73㎏]の大野がモグシコフを横車で破ると、続く新井はタイマゾワに合技で快勝。そして、[90㎏]の向もラフな試合を仕掛けられながらも我慢の柔道を続け、イゴリニコフの「指導3」反則により勝利して3-0とすると最後は、[70㎏超]の素根が背負落でバビンツェワに圧勝。4-0で快勝し決勝進出を果たしました。 予想どおり日本対フランスとなった決勝。第1試合は[70㎏]。63㎏級のアグベニュー、70㎏級の新井、金メダリスト対決は、アグベニューに軍配。アグベニューが小内刈で2つの「技あり」を奪い、フランスが先勝しました。[90㎏]も向がクレルジェに隅落で一本負けしますが、[70㎏超]は素根がディコを圧倒。大内刈と横四方固の合技で一本勝ちし、1点を取り返しました。続く[90㎏超]はウルフとリネール。階級下のウルフは果敢にリネールに挑みましたが、GSに入り、内股「技あり」で惜敗。続く[57㎏]で、芳田司がシシケを攻めきれず、逆に内股で「技あり」を取られて万事休す。1-4で日本は無念の敗退。フランスが初代王座に輝きました。▲決勝フランス戦。リネールの内股に、ウルフ、身体を必死にひねるも「技あり」13まいんど vol.29
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