■女子70㎏級優 勝 新井千鶴(日本)準優勝 M.ポレレス(オーストリア)第3位 M.タイマゾワ(ROC)第3位 S.ファンダイケ(オランダ)▶2回戦新井千鶴〇GS大外刈△M.ペレス(プエルトリコ)▶準々決勝新井千鶴〇合技△G.スコッチマロ(ドイツ)▶準決勝新井千鶴〇GS送襟絞△M.タイマゾワ(ROC)▶決勝新井千鶴優勢[技あり]△M.ポレレス(オーストリア)■男子90㎏級優 勝 L.ベカウリ(ジョージア)準優勝 E.トリッペル(ドイツ)第3位 D.ボボノフ(ウズベキスタン)第3位 K.トート(ハンガリー)▶2回戦向翔一郎〇合技△R.フェイエ(モーリシャス)▶3回戦K.トート(ハンガリー)〇GS大内刈△向翔一郎新井千鶴、歓喜の金メダル激戦90㎏級、向翔一郎の力及ばず◀女子70kg級決勝。ポレレスを小外刈で攻める新井◀男子90kg級2回戦。大内刈でフェイエを攻め込む向▲男子90kg級3回戦。背負投でトートを攻める向。GSに入り大内刈で一本負け▲女子70kg級表彰。左から2人目が金メダルの新井▲終了のブザーとともに、満面の笑みを見せた新井[ 7/28(水) ]■女子70㎏級 第3シードの新井千鶴は、2回戦で2017年世界選手権決勝を戦ったぺレス(プエルトリコ)に大外刈で一本勝ちすると、準々決勝のスコッチマロ(ドイツ)にも体落と縦四方固の合技で一本勝ち、順当に決勝ラウンド進出を果たしました。 準決勝では、今年5月のグランドスラム・カザンで敗れているタイマゾワ(ROC)との16分41秒に及ぶ大接戦を制して決勝進出。新井とタイマゾワの一戦はまさに死闘。タイマゾワは新井の立ち技、寝技をことごとく耐え、逃げ切り、そして必死に反撃。最後は新井の送襟絞に力尽きて失神したものの、両者の死力を尽くしての戦いには、大きな拍手が送られました。 決勝は、ファンダイケ(オランダ)やマティッチら強豪を破って勝ち上がってきたポレレス(オーストリア)が相手でしたが、新井は序盤から積極的に攻め、小外刈で奪った「技あり」のポイントを守り切って優勝。ポイントを取ったあとも、返し技を狙うポレレスを攻め続けての優勝でした。 「何度もくじけそうになったんですけど、それでも自分の信念をぶらさずにここまでやってきて、本当によかったです」■男子90㎏級 ノーシードの向翔一郎は2回戦からスタート。フェイエ(モーリシャス)を背負投で2つの「技あり」を奪い合技で一本勝ちして3回戦進出を果たしましたが、続く3回戦のトート(ハンガリー)には、GS2分55秒大内刈で一本負け。小外掛を仕掛けたところに、タイミング良く大内刈が合ってしまったという、不運な敗戦でした。 「あれがポイントあるかどうかは、審判の決めることなので、仕方ないです。今回は、自分は持っていなかった。圧倒的に勝つつもりでしたが、勝てなければ話にならないです。気持ちを切り替えて団体戦に臨みたいと思います」10まいんど vol.29
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