まいんど vol.27 | 全日本柔道連盟
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「御用聞き」からスタート――2018年から普及専任の参事として職務にあたられています。どのようなことをされているのか教えてください。田中 全国のみなさんがそれぞれのやり方で柔道の魅力や本当の良さを伝えるための活動をお手伝いすること、支援をすることを基本において仕事にあたっています。教育普及・MIND委員会をはじめとした専門委員会はもちろん、各種団体と連携しながら動いています。――全国の普及活動の支援を軸に考えられている。具体的にどういうことですか。田中 私がこの職務に就いた2018年に始めたことのひとつに全国行脚があります。柔道普及、柔道人口の拡大について課題が多いことは、もうすでに全国のみなさんの共通認識にあり、これまで全柔連としてもさまざまな対策を講じてきました。私はせっかくこの仕事に就いたのですから、もう一歩踏み込んで、普及の最前線にいるみなさんが、普及についてどんな考えを持たれているか、どんなことを求めているか、直接うかがって聞いてみようと思ったのです。――御用聞きということですね。田中 そうです。みなさん、それぞれの地域にあった独自のやり方で普及活動をされていました。例えば、女性部会を作って女性の普及に力を入れているところもあれば、障がい者柔道に一生懸命取り組まれているところもある。地域の特性や得意分野によって、それぞれやっていることがあることがわかったのです。 一方、これまで全柔連の普及活動は、トップ選手や元強化選手を派遣して柔道新型コロナウイルスはなかなか収束しませんが、気持ちを新たに新年度を迎えたいところです。組み合うことが基本の柔道は、どうしても『密』は避けられませんが、しっかりと対策をし、十分に注意をしたうえで、多くの柔道愛好家のみなさんが柔道を楽しんでいます。競技人口の低下が叫ばれて久しい今だからこそ、柔道の本当の魅力、柔道の素晴らしさ、柔道の楽しさを、多くの人に知ってほしい――。全日本柔道連盟において、柔道普及に尽力する田中裕之参事に話を聞きました。(取材・構成/佐藤温夏)柔道の本当の魅力、柔道の素晴らしさ、楽しさを知ってほしい特 集4まいんど vol.27

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