今回で4回目となる女子柔道意見交換会を10月30日(土)オンライン形式で開催し、全国各都道府県から46名の女性代表者にご出席をいただきました。
過去の意見交換会では、都道府県における女性が中心となる活動の活性化や、各地のネットワーク構築等に主眼を置いていましたが、昨年より「柔道界における女性リーダーの養成」を大きなテーマとして開催しています。
今年は、テレビ朝日で日本初となる女性スポーツキャスターとして数多くのスポーツ報道の現場を経験され、現在は数多くのスポーツ団体の役員等を歴任されている、宮嶋泰子氏(スポーツ・文化ジャーナリスト、一般社団法人カルティベータ代表理事)を講師にお迎えし、~柔道界をよりよくするために~女性の活躍を推進するために知っておきたい基礎知識「女性をめぐる世界の動向」から考える、というタイトルでご講演をいただきました。世界や社会を取り巻く環境、現在地について様々な情報を多角的にご紹介いただき、女性が活躍していくためのきっかけを分かり易く丁寧にお話しいただきました。参加者からは「他県の活動に刺激を受けた」、「この会が女性柔道家の活動活性化に繋がる大きな一歩であると感じた」等、前向きなコメントが多数寄せられました。
また一昨年からスタートした「COMEBACK女子柔道プロジェクト」の活動について、宮城県、埼玉県の2県から報告があり、加えて兵庫県からは地区における活動として、近畿柔道高段者大会に関する報告をいただきました。
会の後半はグループディスカッションを行いました。昨年からのテーマとなっている「女性リーダーの役割」を2グループで、「各都道府県における活動の活性化」については4グループに分かれて実施し活発な議論が展開されました。
オンラインでの意見交換会の開催は、参加者の様々な負担を軽減することができ、特に女性にとっては非常に有効な方法であると再認識できました。今後もテーマや対象者を検討しつつ、様々な形で継続的に実施して行きたいと考えています。