柔道フェスタ2007報告(愛知)
<イベントの内容>
・大塚製薬「ベストを尽くせる水分補給」ビデオ上映
・「世界柔道選手権大会ハイライト」ビデオ上映
・役員,選手入場
・開会式(①開会宣言②挨拶③来賓紹介④地元役員紹介⑥選手・役員紹介)
・柔道ルネッサンス
・柔道教室
①準備運動
②得意技解説:江種選手→背負投・巴投,西田選手→背負投,谷本選手→内股,袖釣込腰,棟田選手→大腰,背負投
③強化選手との乱取り(45秒×23回))
・選手と参加者とのふれあい
①質問・トーク
②記念品抽選会(選抜された参加者と強化選手とのじゃんけん大会)
・閉会式(①あいさつ ②閉会宣言)
・記念写真撮影(60団体) ※ 途中,大塚製薬提供ビデオ上映
・柔道ルネッサンス活動(会場片付け・清掃)
◎参加人数1053人
(小学生:821人 引率指導者:144人 来賓・役員・補助員:88人)
一般観覧席(二階席)入場者数 約800名
<選手のコメント>
江種選手「子供たちは教えたことをすぐに覚えて吸収していくので、逆に危機感を覚えました。」
谷本選手「出身地ということもあって、会場の雰囲気や乱取り稽古など子供たち以上に私が一番楽しんでいた気がします。また遠くから参加していただいた熱心なご父兄の皆様本当にありがとうございました。また来年楽しみにしています。」
<コーチのコメント>
中村コーチ「日本代表を見る目がギラギラしていて真剣でした。何か刺激を受けて柔道を好きになっていっぱい稽古をして強くなってくれたらいいなと思います。」
徳野コーチ「日本代表たちを見る目がとてもいい目をしていて、乱取りをする時もとても元気があってよかった。柔道をこのまま続けて、日本を代表する選手になってくれることを期待します。」
<参加者の声>
・世界柔道に出ていた人達を生でみて棟田選手としゃべったり握手してもらいました。楽しい柔道フェスタでした。(参加した子供)
・世界代表の選手たちと同じ道場で柔道が出来るだけでも嬉しいのに、自分に触ってもらえたり話をしてもらえたりと子供達には嬉しい事だらけだったようでした。
選手との乱取りでは、自分の目当ての選手に当たりに行く為目を光らせながら走って行ったりと色々な場面を見ることができました。子供が楽しく柔道が出来る機会が増えるといいです。(保護者)
・世界柔道の代表選手という子供にとって憧れの選手を身近に感じるとても素晴らしい機会だったと思います。そういった人たちと乱取りできたことは子供の柔道人生においてとてもいい経験となったと思います。技の説明も一流の技であり参考になり大変ありがたかったです。もう少し説明の時間が長いとよかったです。(指導者)
<総評>
会場内に集合した約800名の「ちびっこ柔道家」、世界柔道ハイライト(日本選手の活躍)のビデオが上映され始めると皆食い入るように見入った。場内の照明が落ち、選手入場のアナウンスにより、スポットライトに照らされ、江草辰明選手、棟田康幸選手、谷本歩実選手、西田優香選手が順に入場してくると、子どもたちは、目を輝かせて選手たちを仰ぎ見、歓声をあげて迎えるなか、第11回JUDOフェスタが始まりました。
全日本柔道連盟広報委員会、木村昌彦副委員長の開会宣言、次に主管致しました愛知県柔道連盟、宮地茂会長より参加した子ども達に対し、「今日は世界選手権大会でご活躍された選手達と大いに楽しんで頂き、柔道への興味関心を更に深めて欲しい」旨のあいさつを、また、愛知県柔道連盟ルネッサンス委員会、金子修己委員長より嘉納師範が説かれた柔道修行の真の目的などを解りやすくお話して頂きました。
柔道教室では、徳野和彦コーチの指示で場内を走ったりし、楽しくウォーミングアップを行い、得意技解説では、選手達がユーモアを交え説明を加えながら、世界一の技を披露していただき、子ども達は固唾をのんで見入っていたのが印象的でした。その後、子ども達全員が、乱取りをして頂きました。棟田選手に軽々と片手で高く掲げられ満面の笑みを見せる子や、谷本選手を投げて、はしゃいでいる子など、素晴らしい練習風景でした。また、棟田選手は、礼が上手くない子どもにはやり直しを指導されており、その姿勢を会場で多くの方々が感心し見ていました。次に「選手と参加者のふれあい」として質問・トーク等へ続き、あっとゆう間に閉会式の時間となりました。
愛知県柔道連盟、米田吉孝理事長より、講評とお礼のあいさつを頂き、全日本柔道連盟広報委員会、矢嶋 明委員の閉会宣言にて、幕を閉じました。
本県柔道連盟では、1999年にもこのJUDOフェスタを担当させて頂き、その時に派遣して頂いた強化選手の中に本県出身者、バルセロナ・オリンピック金メダリスト吉田秀彦選手が、今回は、アテネ・オリンピック金メダリスト谷本歩実選手が、それぞれこのフェスタを大変に盛り上げてくれました。次の本県開催時にも吉田選手、谷本選手に続く本県出身者の誰かが、3回目のフェスタに派遣されることを夢見ると共に今回参加した子ども達が、この経験がいつまでも心に残り、柔道を続けていってくれる糧になることを祈念し、総評とさせていただきます。
最後にこの「JUDOフェスタ」を主催、企画、運営していただいた全日本柔道連盟の関係者、ご指導いただいた強化コーチ、強化選手の皆様をはじめ、関係各位に厚くお礼申し上げます。