福井県柔道連盟「レディース柔道教室」開催報告
2010年7月25日(日)、福井県立武道館にて、福井県柔道連盟主催により、「レディース柔道教室」が開催されました。
詳しくは福井県柔道連盟ホームページをご覧ください。
この柔道教室は、福井県女性登録推進委員会(横山悦子委員長)が中心となり、県内の少年選手の母親等を対象に、柔道を実体験することにより、柔道をより一層理解していただき、女性競技者の掘り起こしと女性の活動の場を設けることを目的として行われたものです。
今回は、大道場で少年を対象とした県強化練習会が開催されている傍らで、少年柔道選手の母親等(家族)と県内各地区が推薦した女性の計25名が参加し、礼法、受身、「精力善用国民体育の形※」等の柔道体験を行いました。
参加者からは、「子供達との共通の話題ができた。」「柔道が面白かったので、もっとやってみたい。」「初段を取れるようになりたい。」等々の好評を得られました。
年2回の実施予定で、次回は、10月24日(日)に開催される予定です。
平成22年7月26日
福井県柔道連盟
会 長 長谷川大恭
理事長 榮 修一
※「精力善用国民体育の形」
講道館柔道における八つの形のうちの一つで、嘉納治五郎師範によって昭和初年に公開された。嘉納師範が精力善用主義に基づいて考案された攻防式国民体育であり、一人でできる体育的な当身技の形(単独動作)と、二人で組んで行う攻防を体育的に行う形(相対動作)により成り立っている。
嘉納師範には、この形を「武術、体育、精神修養」の三つの目的を同時に達成できる形の体系として位置づけ、乱取に傾いた柔道の稽古法のうちに形稽古を呼び戻すねらいがあったが、柔道の競技化が進んだことにより、現在ではこの形は一般には行われていない。