昨年から専門委員会となった女子柔道振興委員会が2月18日(日)、全国から柔道に関わる女性柔道家19名を招き、初イベント「女子柔道意見交換会」を開催しました。
イベントは「男性が多い柔道界。女性の視点が必要です。一緒に盛り上げていきましょう」という平昌滞在中の山下泰裕会長からのビデオメッセージからスタート。坂東真夕子・志道館館長による講演、各県における活動報告、グループディスカッションが行われました。
「少年指導における新たな取り組みとその具体例」と題した坂東館長による講演では、道場を株式会社にし、教育の一環として柔道を位置付けた、これまでにない画期的な道場での取り組みを紹介。江戸時代の寺子屋をイメージし、体を鍛えながら学んだり、また学童としての役割や、独自の昇級制度を設けるなど、高額な月謝を十分な指導で還元するといったやり方に、参加者は熱心に耳を傾けていました。
また、各県の活動報告として静岡県から菊池としえさん、兵庫県から石角洋子さん、山口県・近藤優子さんが発表。それぞれの地域で女性たちが力を合わせ、子ども柔道教室や地域の段別大会、ネットワークづくりなど、活発に活動している様子を報告。その後のグループディスカッションで、3県以外にも様々な活動が行われていることが語られました。
イベント終了後の懇親会では、近況報告や柔道談義に花が咲き、次回の開催を誓って終了しました。来月は東京と奈良(天理)で学生を対象としたキャリアアップセミナーを開催する予定です。