第25回全国大学柔道指導者研修会報告(08.4.17)
講義1
「女性指導者の現状と問題点」
講師:島谷 順子 助手:渡辺 涼子
☆日本における女子柔道競技の歴史
現在の競技内容への変化の過程
(第1回全日本女子選手権大会の開始からバルセロナでの正式競技になるまで)
☆女性指導者の現状
・登録人口の推移
・全国規模の試合における女性指導者の推移
・日本国内における審判ライセンス取得者数の推移
・国際審判員(IJF審判ライセンス)インターナショナルライセンス取得者数
・国内スポーツ団体並びにフランス柔道連盟における理事者数
☆女性指導者の育成
☆女性指導者の紹介
講義2
「女子柔道 ―今後の展望―」
講師:山口 香 助手:杉崎 敦子
☆日本の女子柔道はもっと強くなれるのか?
☆女子選手、指導者が抱える問題
☆柔道界において女性が果たすべき役割
講義3
「海外における女性指導者の取り組み ―2007年世界選手権女性セミナー報告―」
講師:春日 俊 助手:鮫島 元成
・第1回IJF女性コーチングセミナー(2006年12月・グルーバルアリーナ)
・第5回IJF世界柔道会議(2007年9月・リオデジャネイロ)
・女性プロジェクト委員会(2006年4月設置・全日本柔道連盟)
・第1回女子柔道教養セミナー(2007年11月・東京)
・第25回全国大学柔道指導者研修会(2008年3月・日本武道館研修センター)
☆各国においての女性指導者の取り組み
・オーストラリアの取り組み
・フランスでの取り組み
・アメリカでの取り組み
講義4
「女子柔道の各地区・所属などの現状」
講師:田辺 陽子 助手:松田 基子
☆女性とスポーツ
☆グループディスカッション(現在自身が抱える問題や地域の問題について)
☆各グループの発表
・女性指導者が家庭との両立について
・異性の指導者に求めるものは?
・指導者が異性に対して指導をする場合
・燃え尽き症候群、進路の選択
・男性指導者としての女子選手指導法
・女子選手を指導する場合のポイント
研修会の中での短時間のディスカッションになってしまい、十分に討論する時間を取れなかったことが残念であったが、各グループとも非常に活発に討論を行っており参加者の意欲が感じられた。
男性と女性の指導者、また中には現役の学生の参加もあったことでさまざまな分野からの意見も聞くことができることで多方面からの視点での問題の見かたや解決策などが提示され意義のあるものになった。
全国大学柔道指導者研修会への女性指導者参加募集(08.2.12)
柔道ルネッサンス・女性プロジェクト小委員会では、本研修会への高校・中学校、町道場の女性指導者にも参加を呼びかけています。
参加希望者は、平成20年2月22日までに島谷順子(yrk_1229@ybb.ne.jp)までご連絡ください。
募集は締め切りました。
1. 趣旨 大学の柔道指導に従事している者及び大学等に在学し、将来高校・中学校などにおける柔道の部活動の指導者を希望するものを対象に、柔道の専門的な知識と技術の充実を図り、指導者としての資質向上に寄与することを目的とする。
2. 名称 第25回全国大学柔道指導者研修会
3. 主催 財団法人 日本武道館、財団法人 全日本学生柔道連盟
4. 期間 平成20年3月21日(金)-3月23日(日) 2泊3日
5. 会場 日本武道館研修センター 千葉県勝浦市沢倉582(JR外房線勝浦駅より徒歩15分)
6. 参加費 1名 5,250円(税込)
7. 参加者補助
(1)交通費:原則として参加者在住都道府県庁所在地から勝浦までの最も経済的な経路により計算した片道鉄道運賃を補助する。
なお、北海道・四国・九州については片道航空運賃で計算する。
(2)宿泊費:期間中の宿泊費・食費を主催者が負担する。
8. スケジュール
<3月21日(金)>
13時 受付
14時 開校式
14時30分 講義「女性指導者の現状と問題点:島谷 順子」
16時30分 講義「海外における女性指導者の取り組み:春日 俊」
<3月22日(土)>
9時 「女子柔道今後の展望:山口 香」
10時45分 「各地区所属などの現状についての意見交換:田辺 陽子」
13時30分 「国際試合試合審判規定:松井 勲」
<3月23日(日)>
9時 「講道館試合審判員規定:松井 勲」
12時 閉講式
9. インフォメーション