プロフィール
杉本 美香(すぎもと みか)1984年 兵庫県生まれ
コマツ女子柔道部監督
講道館柔道女子五段
主な指導歴:
2010年 世界柔道選手権大会(東京) 78㎏超級、無差別 優勝
2010年 アジア競技大会(広州) 78㎏超級 金メダル
2011年 皇后盃全日本女子柔道選手権大会 優勝
2012年 ロンドンオリンピック 78㎏超級 銀メダル
私にもキターーーーーーJJ Voice!!
ヤックス女子柔道部監督の年藤忍さんからバトンが回ってきました。
私を思い浮かべていただけたことに喜びを感じ感謝いたします。
年藤さんとは、共に実業団監督ということもあり、指導者になってから話をする機会が増え様々なことを教えていただいています。
ここからは杉本美香の人生を振り返りながら簡単に自己紹介をさせていただきます。
兵庫県の伊丹土曜柔道教室で柔道と出会い、小学校5年生から一途に柔道人生を歩んでおります。
大阪市立汎愛高校から筑波大学へ憧れをもって入学し、世界を目指すためにコマツへ就職しました。
2012年ロンドン五輪後に競技者を卒業し、指導者という道を目指すことに決めました。
柔道選手としては五輪に出場することができましたが、指導者としての知識はないに等しかった為、五輪後に筑波大学大学院に入学し、人間総合科学研究科体育学専攻ナショナルリーディングコーチ養成プログラムでコーチング学を学びました。
現在は、コマツの監督を務めています。
そんな柔道一色の人生の中で大学院と並行し、現役中から密かに考えていた全国、世界中に柔道を通じて旅をすることをスタートしました。
応援をしてくれた方々に感謝の気持ちを伝えたいという思いでスタートしましたが、柔道教室を行っていくうちに、もっと柔道のことを知ってもらいたい、柔道を体験してもらいたいという思いに変わりました。
経験者以外にも未経験者、学校授業、親子、保育園とたくさんの人たちと柔道が出来ました。
世界はもちろん、日本一周柔道教室の旅(勝手に命名)は一旦ストップしていますが、47都道府県制覇を目指してあと11県に行って、新しいスタイルの柔道教室で柔道が出来る日を楽しみに、今は頭を使って作戦を練る時間にしています。
コマツの選手たちも未来で満開の花を咲かせられるように、今は下へ下へと努力という根を伸ばし土台を固めています。
皆さんもこの状況の中で、夢ややりたいことが思うようにいかなくなっているかもしれませんが、こういう時だからこそ出来ることもありますし、気付けることもあると思います。
今は下積みの時期だと考え、この下積みがきっと未来に活かされると私は信じています。
一緒に満開の花を咲かせましょう!
次回は、長年女子柔道界を牽引し、杉本さんに重量級のバトンを託した塚田真希さんが登場します。