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「伝統とともに歩む日本柔道を広めたい」マイク・マーティン(アメリカ)

今回は、コンサルティング業で数々の会社経営を成功へと導く傍ら、熱心な柔道の普及活動をされているマーティン氏がゲストです。ご自身の指導や、日本柔道に感じていることなど、質問に熱く語ってくれたマーティン氏。そこには、嘉納治五郎師範が築いた柔道に対する、強い想いがありました。
*この文章は、酒井恵理氏による翻訳をもとに構成されています。

<プロフィール> マイク・マーティン
44歳。アメリカ人。柔道四段、日本古来柔術四段、合気道三段ほか、テコンドーなどの資格も取得。10歳で小林流空手道を始め、1年間稽古した後、パシフィック・マーシャルアーツ・アカデミーへ。以来、30年以上、柔道をはじめとした様々な武道を幅広く稽古している。専門は、SISUコンサルティング・グループの設立者で、未公開株のエリアや製造産業やサービス産業の両方の分野で会社経営を成功へと導いている。

海外でも『柔道の精神』を肌で感じるアカデミー(学び場)を目指して

マーティン氏が師範兼指導部長として、柔道、柔術、合気道など、日本の武道を取り扱っている道場は、「アカデミー(学び場)」として、人材育成に重きを置いています。1979年に設立し、当初からスポーツの枠を超える武道の原理を追求してきました。ここから数々の武道家がたくさん育ってきたといいます。

「このアカデミーでは、尊敬すること、自己鍛錬の価値、自分の練習相手や先生に対する礼儀作法、守らなければいけない道場のルールなどといったことに指導のポイントを置いています。というのも、私たちは指導の最終目標を、競技としてではなく、学ぶことを楽しみ、武道の本当のスピリットを体現することとしているからです。そして、それぞれを成功へと導く手伝いをすることが指導者としての私の役割であると考えています」

指導では、技術の裏にある理合いを理解するため、定期的に日本人柔道家をアカデミーに招いているそう。技術の美しさや、日本の若い柔道家が畳の上で見せる柔道に対する愛情などといった、『これぞ柔道』という精神を肌で感じる経験を積んでほしいというのが、マーティン氏の願いです。

日本柔道を次世代に伝える『柔道への恩返し』

柔術や合気道などの段位も持つマーティン氏。なかでも柔道は「魅力的なものだ」と言い、近年競技志向になっている日本の柔道を非常に残念に感じていると言います。「協議の部分よりも、むしろ日本伝統の柔道の精神について、もっともっと広めていくべき」というのがマーティン氏の考えです。

「柔道には、術の巧みさや体の美しい動きなど、魅力がたくさん詰まっています。そして嘉納治五郎先生の教え。これが深く理解できることに私自身、感謝していますし、嘉納先生の残されたメッセージは世界共通だと私は思っています。にもかかわらず、柔道をスポーツとしてとらえていると、嘉納先生が説かれた柔道の美点が失われ、スポーツのなかのただの『クラブ』となってしまいかねないのではないでしょうか。ぜひとも、メッセージを含めた柔道の本質について学べる道場を、日本に増やしていただきたいと思います」

柔道はいまや、マーティン氏の生活の一部として欠かすことのできないもの。道場に入り、柔道衣を着てウキウキしながら畳にあがること、伝統的柔道ならではの良さを理解している人たちに囲まれること全てが、彼の楽しみです。

「私に与えられた使命は、次の世代の子どもたちに、私がこれまで学習してきたことを伝えること。嘉納先生が教えてくださっていることや柔道の原理、礼儀作法がどのように人の成長に役に立つのか……。伝統とともに歩む日本柔道を、もっと子どもたちに好きになってもらいたい。それが、私の柔道への恩返しだと思います」

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