知的障がい者柔道(ID柔道)オランダ派遣事業
Special Needs World Judo Games ~Ben van der Eng Memorial Tournament (BENG XXV) ~
2025年4月2日(水)から4月7日(月)まで、オランダにて開催されたID柔道国際大会へ、日本選手団6名(監督1名、コーチ1名、男子選手3名、女子選手1名)を派遣しました。出場した選手たちの試合結果については、3選手が金メダル、1選手が銅メダルを獲得しました。
この大会ではID柔道選手による形大会も実施され、大会全体では10ヵ国・地域から415名の参加がありました。また障がいの程度に応じて「(両者片膝たちで)寝技から開始する」など、選手の特性に配慮した試合形式も導入されました。試合の前日には指導者による講習会も行われ、濵名氏によるID柔道選手に対する指導法の紹介も行われました。
また、大会会場以外でも、夕食時にダンスパーティーが開催されるなど、にぎやかな雰囲気で国際的な交流を行うことも出来ました。
参加した選手からは、次のような感想が寄せられました。
「色んな選手と関わることができて良い大会でした。」(竹内選手)
「はじめて海外で試合をして、緊張したけど楽しく安全にできてよかったです。」(外山選手)
「楽しかったです。みんなと仲良くできました。広い会場で試合をして緊張しました。銅メダルをとれて嬉しかったです。」(小林選手)
「はじめての国際大会で緊張しました。違う国の人と試合が出来て良い経験になりました。優勝出来て嬉しかったです。」(佐藤選手)
今回のオランダ派遣は、ID柔道選手たちにとって国際大会に参加するという貴重な機会になるとともに、柔道を通じた国際理解・交流の促進という点でも、大変意義深く実り多い遠征となりました。
ID柔道 日本選手団 6名
監 督:濵名 智男(知的障がい者柔道振興部会部会 部会長)
コ ー チ:園部 さやか(知的障がい者柔道振興部会部会 部会員)
男子選手:小林 陸(銅メダル)、竹内 雄璃(金メダル)、外山 岳(金メダル)
女子選手:佐藤 雅(金メダル)
※本事業は、JPCの令和7年度競技力向上事業によって行われました
※ID:Intellectual Disability(知的障がい)
- 前日講習会の様子
- 大会の整列風景
- 宿泊先にて
- 集合写真
- 外山選手
- 佐藤選手
- 小林選手
- 竹内選手