パリオリンピック後、強化委員会のメンバーが一新されたものの、既に2025年の世界選手権大会への選考はスタートしていることから、現行の「強化システムに関する規程(2024R3.3.13改正版)」に沿って日本代表選手の選考を行うこととし、同年の全日本選抜体重別選手権大会終了後に実施される強化委員会にて、日本代表選手を決定する。
下記該当箇所を抜粋
(2)世界選手権大会日本代表選手選考基準
①(5)に記載の対象大会の結果と内容から総合的に判断する²⁾。併せて、選考時に大会本番に向けて選手の怪我や病気がパフォーマンスに重大な影響を及ぼすと予想される場合は、本連盟が指定する医師の診断を仰いだのち、選考の要件として考慮する。
②代表選手選考過程では、導入されている国内ポイントシステム¹⁾を代表選考の参考資料とする。
③2 名選出する階級については、(5)に記載の対象大会の結果と内容及び世界選手権大会団体戦、オリンピック競技大会を視野に入れ、国内ポイントシステムを参考とし、世界及び日本の競技力動静を鑑み選考する。
¹⁾国内ポイントシステムの運用は、別に定める「国内ポイントシステム運用規約」による。
²⁾「総合的に判断する」とは、例えば「成績」を考慮する際には、最終順位のみでなく他の種々の要素も判断材料とする。これらの要素とは、その大会のレベル、組合せ、対戦相手、技の判定、負傷、その他最終結果に影響した可能性のある要素を意味する。世界選手権大会、アジア競技大会及びFISUワールドユニバーシティゲームズにおいては、直近の伸び率、将来性等も選考の判断材料にできる。
(5)選考判断の対象となる競技大会
① 国際大会
・前回のオリンピック競技大会
・世界選手権大会
・ワールドマスターズ
・グランドスラム
・グランプリ
・コンチネンタルオープン
・大陸選手権大会(アジア競技大会、アジア・オセアニア選手権大会)
・その他(強化委員会が派遣する国際大会等)
② 国内大会
・講道館杯全日本体重別選手権大会
・全日本選抜体重別選手権大会
・全日本選手権大会(原則、男子は 100 ㎏超級、女子は78 ㎏超級)
・全日本学生体重別選手権大会(FISU ワールドユニバーシティゲームズの選考判断の対象とする)
以上
強化委員長 山田 利彦