当連盟では、「JUDO for ALL」を合言葉に、年齢、性別、障がいの有無の分け隔てなく、誰もが柔道に親しめる環境づくりに注力しております。この取組を推進し、あらゆる人が多様な柔道の価値を享受できる体制を構築することが、柔道界が担う社会的役割であるといえます。
当連盟の登録人口減少の原因を調査したところ、人口が急激に減少した時期に共通して問題視されたことは、指導者不足(指導者養成不足)と環境の不備でした。さらに、他国のスポーツ離れとの共通項を探ると、『勝敗』という画一的な評価が影響していることがわかりました。
そこで当連盟では、現代社会における柔道の役割や価値を再定義するべく、オーストラリア、カナダ、イギリス、アメリカ等のLTAD(Long-Term Athlete Development)を参考に、「長期育成指針」を策定いたしました。本指針を連盟の戦略的グランドデザインと位置づけ、柔道の普及活動に取り組んでまいります。
「長期育成指針」とは・・・
柔道に関わる全ての人、国民に対し、柔道を通して成熱していく理想的な姿を提案すべく策定した指針。
生涯発達のプロセスを6つの段階に分け、それぞれの段階で求められる育成の視点を提示している。
[長期育成指針(原本)]
※パンフレット内の二次元コードは、目の不自由な方のための「音声コード」です。読み取り用のアプリや機器などを用いて、記載内容を音声で聞くことができます。